[372]スキー靴の選び方
外側がプラスチックでできたスキー靴もはや30年の歳月が経ちました。それまでは皮でできており紐で縛るタイプ。これは濡れると伸びてしまい、中も濡れてしまうと冷たくてスキーどころではありません。厚い靴下を何枚も履いて防寒したものです。ゲレンデに隣接したスキー宿にはストーブをガンガン焚いた乾燥室が必須でした。いまでも宿には乾燥室はありますが当時ほど必要性は薄くなっています。
スキー靴も一時期リアエントリーといって、後ろから足を入れるタイプが流行った時期もありましたがそれも廃り、またオーソドックスなバックルタイプに戻ってきたようです。4~5個のフロントバックルで締めるタイプは一つの完成形といえるでしょう。
さて、スキー靴を選ぶ場合ですが、外側のデザインに惑わされることなく、自分の足にあったものを選ばなければなりません。スキー場ではすべるだけでなくレストランやトイレなどもスキー靴で歩きまわらねばなりません。足にあったものでないと泣きを見ることになります。
スキー靴はアウターシェルというプラスチックでできた部分と、インナーブーツという内側の柔らかい部分に分かれます。同じメーカー製の場合値段の差はインナブーツによって現れます。つまり「高い靴はインナーブーツが良い」ということです。ちなみにアウターシェルはどれも同じ物を使ってたりします。
スキー靴は足入れの良さと履いた時に包み込むようなフィット感、そして長時間履いていてもどこにも集中的な痛みが無いことが重要です。良いインナーブーツは足に合わせて形が変わるのでフィット感も抜群です。これが安い靴になると足を靴に合わせることになります。
また足入れの良さも重要なポイントです。ショップで買う時は店内が暖かくスキー靴も暖まってます。そういうときはアウターシェルも柔らかいので履き易い。ところが、スキー場は寒いです。アウターシェルはカチンコチンになってたりすると履くのに一苦労。足入れの良さ、大事ですね。
足入れの良さと反対の事項ですが、足を入れたあとにバックルを締めますよね。しかしバックルを締めなくてもぴったりくるもので無ければなりません。バックルはあくまでも補助。バックルを締めなければガバガバに大きいのは選び方間違っています。こうして総合的にみるとはやり値段の高いものはそれなりの事はあるです。といっても、昔に比べると性能の割に格段に安くなっているスキー靴。3万円も出せば良いのが買えます。シーズンも終わりになるとサイズが無くなってくるので、新調しようと思っている人は早めにゲットですね。
ちなみに私は学生時代に買った、LANGEというスキーブーツをいまだに履いています。靴下は履く時に滑りを良くする為にナイロンの薄いやつを一枚履くだけです。寒くは無いですが、年のせいかちょっと辛いですね。レーシング用なので。
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