11日に上越方面にスキーに行ってきました。例年にない大雪でスキー場はどこも盛況ですが、スキー場に行くにはスノードライブは避けて通れません。今回は関越自動車道で行くスノードライブのレポートです。
例年ですと3月になると雪は多少降っても、スキー場周辺の道路にはほとんど雪は無くノーチェーンで行けたりしますが、今年は豪雪です。チェーン携行は必須です。
関越自動車道のおかげで関東地方から上越方面のアクセスがぐんと楽になりました。上越方面へ抜けるには以前は三国峠(トンネル)を越えなければなりませんでしたが、今は関越自動車道がありますからラクラク上越方面へアクセスできます。ところが、この関越トンネルのためにドライバーは結構面倒な作業を強いられるのです。
月夜野-湯沢間の間にある関越トンネルは既に雪の多い地方となっていますので、雪の多い日は関越自動車道の下牧(しももく)あたりでチェーンを巻く必要があります。
しかし、関越トンネルは除雪が完備している(トンネルの中なので当然ですが)ので、チェーンを外さなければならない。そしてトンネルを越えるとそこは雪国ですから当然またチェーンを装着しなければなりません。チェーン装着に慣れているドライバーならまだしも、サンデードライバーには辛いものがあるでしょう。
この日も3月なのに下牧PAからトンネル入口の谷川岳PAまでチェーンを巻かされました。全車PAに誘導されますから否応なしです。そして雪の無い道を延々走らされ、関越トンネルの手前で脱着。トンネルを抜けるとまたチェーンをはめるという作業を強いられました。雪の全く無い道路でチェーンを装着させるJHの指示には疑問を禁じ得ません。場内の係員にそのことを伝えたら「もっともだ」言うこと。喧嘩になりません(笑)
冬場の関越自動車道は「冬用タイヤを装着してください」といたるところに案内看板がありますが、まさしくそのとおりでスタッドレス必須です。スタッドレスをはいていればチェーン装着を強いられることはありません。ですが、安全のためにチェーンは携行したほうがいいでしょう。
ちなみに関越トンネルは平成3年に全線開通したトンネルで、道路トンネルとしては日本一長いもので、群馬県の月夜野と新潟県の湯沢の間11kmを30分で結びます。
長いトンネルでは防災の設備も大事ですが、関越トンネルはその点でも最先端をいっています。長いトンネルの中にも非常口がいくつも有り、その非常口を辿って山腹に出られるようになっているとのこと。
なお、雪道を走りますと道路に撒かれた融雪剤がクルマのボディに跳ね上がります。これは塩分を含んでいるのでほっておくとボディを傷めますので、帰ったらすぐに水洗い洗車しましょう。できれば床下も洗い流すスチーム洗車がベストです。