今日は近い未来に必ず起こるクルマ社会の変化についてです。娘の彼氏が就職活動をしているときのこと。クルマ好きの彼氏は大学でも工学関係を専攻しサークルでフォーミュカーを製作。アマチュアのレース活動にも力をいれているという。そんな彼が「自動車会社に勤めたいのですがどこがいいでしょうか?」と尋ねる。すかさず「ボーイング社がいいんじゃない?」と私。彼氏は目が点になる。
現在の自動車が世の中を席巻して約100年。クルマ社会はすでに成熟しているといっていいと思います。しかし、今の車が100年後に同じように公道を走っているかといえば、おそらく違う交通手段が世の中を席巻しているでしょう。現代でもトヨタをはじめ、ハイブリッド車や燃料電池車などガソリンとは違う燃料で走る車などが開発され始めています。それらの新種のクルマが当たり前になる社会ももうすぐそこです。
アメリカでは、次世代のパーソナルな交通手段として注目されているのが小型ジェット機です。アメリカは国土が広く、民間の飛行場も多いため今すでに富裕層ではジェット機で移動することが当たり前になっています。そんな市場を狙ってか、今年になって本田技研が小型飛行機への参入を決めました。
未来社会では単なる移動手段としてはコミューターのように個々の場所を移動する都市交通機関が発達するでしょう。カプセルに乗って行き先ボタンを押せば全自動で寝ていてもつれていってくれる乗り物です。巨大なインフラが必要ですが、もてる資源を有効活用するならば、今の一人一台のクルマ社会は異常ともいえます。こういった公共の交通手段に移行することは間違いの無いところでしょう。
一方で自分で操って自分の思い通りのところに行きたい、という欲望もあることは事実。そんな欲望を満たすのは、もしかするとオートバイ。そして人類の長年の夢である空を飛ぶこと、をベースとして飛行機であることにこれまた間違いありません。
しかし「狭い日本にどうやって滑走路を整備する?」
いやいやそのような心配は無用です。マンションの屋上や猫の額ほどの庭からも離着陸することのできる自家用ジェットコミューターが開発されていることでしょう。
近未来、こういった事情に目を向ければ、就職すべきはボーイング社である、という私の言葉が容易に理解できると思います。しかしボーイング社も現代に生きてきた会社、こういった会社は老化していることも多く、次世代を担うジェットコミューターの会社は、もしかすると全く違う会社かも知れません。ニンテンドーのジェット機やキャノンのオートバイを颯爽と乗りこなす100歳の若き日本の老人が世界を闊歩する日が来るかもしれません。
◆「任天堂」x「キヤノン」
若い人がニンテンドーと聞けば恐らくゲームメーカーとしての印象が強いと思いますが、もともとは「花札」のメーカーです。運を天に任せるの意味である任天堂の創業は古く、1889年といいますから100年以上の歴史のある会社です。花札だけでなくトランプやボウリングなどに手を染め庶民の娯楽を支えてきた会社でもあります。
一方でキヤノンといえばカメラメーカー。創立者が熱心な観音教の信者であったことから社名はカンノン⇒キヤノンとなったそうです。複写機、コンピュータ周辺機器、情報・通信機器、カメラ、光学機器などの製造販売を地道に続けいまや世界に誇る日本のトップ企業です。ちなみに日本語における正式な表記は「キヤノン」であり「キャノン」ではありません(大きい”ヤ”)
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