[023]タバコのマナー
最近では喫煙室が完備されるところも増え、レストランの客席などは喫煙者、非喫煙 者がかなり分離されてきました。しかし、狭い職場ではいまだに喫煙室のスペースが 取れないなどの問題を抱えたところも少なくありません。そういう場所ではまず管理 者が率先して従業員の休憩などをずらすなどして喫煙者と非喫煙者が交じらないよう に配慮する必要があります。
私は30歳までは喫煙者、それ以降は非喫煙者なので、以前職場で休憩中に喫煙者と同 席したときに大いに困りました。というのは、非喫煙者ではありますが同時に喫煙者 の気持ちもわかるからです。喫煙者には当然喫煙する権利があります。これを両立す るには休憩をずらすか、喫煙所を設けるしかありません。職場はレストランだったの で後者はスペース的に無理です。
やむなく同席した時に、店の管理者は、喫煙する時は一言「吸っても良いですか?」 と聞くことを提案しました。しかしですね、「吸っても良いですか」といわれたら、 普通は「良いですよ」と応えざるを得ないんです。吸ってほしくないときでも。だか ら、やっぱり非喫煙者がいるときは吸わないか、別な場所で吸ってほしいと思うもの です。
それと喫煙者というのは概してマナーが悪い。非喫煙者になってみるとそれがよーく わかります。まず、灰皿が吸殻で山のようになっている。ひどい時には活火山のよう にくすぶっていたりします。
火の用心を謳っている職場では、灰皿の管理は厳しくなってきています。ある職場で は喫煙するたびに灰皿を取りにいき、喫煙終了したらそれを返すという非常に面倒な 手順を踏まなくてはならない。そうするとどうするかというと、自分でペットボトル や空き缶を灰皿代わりに使い出す。傍から見てまことにみっともない。吸殻でいっぱ いになったペットボトルを想像して御覧なさい。ぞっとするでしょ?
すべてとはいいませんが、喫煙者は非喫煙者の気持ちをわかってないことが多い。気 を付けましょうぞ!