前回記した簡易版紹介書に対して、「本紹介書」と呼ばれるものがある。これは顔写真を含め、より詳細な自己紹介が記録されているわけだが、ふたパターンあり、写真なしの簡易紹介書を見て、とりあえずオーケーを出した後、こちらの本紹介書が送られる場合は電話、メールアドレスなど連絡方法は記載されていない。が、相手がその写真付きの紹介書を見てオーケーを出した後に送られる本紹介書は連絡先が記載されている。住所はいずれも記載されていない。
これはどういうことかと言えば、写真付きのより詳細なデータを見て、お互いが気に入って初めて連絡先が行く、ということである。まあ、複数に平行して紹介書が行き交うというシステムの性格上、連絡先を知ったからと言って、必ずしも連絡をするとは限らないのだが、双方の好みが少なからず合ったことになり、可能性は芽生えたということだろう。
で、簡易紹介書にプラスして、本紹介書には何が書かれているかと言えば、紹介文がもうひとつ。より深い自己紹介を書く場であり、自己PRのチャンスである。しかし、皆、初度紹介書と似たりよったりのことを書いており、大したことを書いていないというのが個人的な感想である。そして、家族紹介の部分には、年齢と別居か同居か、親権・扶養の有無に加えて、家族の職業が書かれている。が、証明書を出す必要はないので真偽は確証なし。
さらに、学歴と在籍の西暦だけの簡易バージョンに対して学校名も記載されている。これは卒業証書を取り寄せるので、嘘の記載は不可能だ。また、サラリーマンの場合、勤務先を記入する。私の場合は自営業で、確定申告の控えなど証明は求められなかったが、勤め人の場合は源泉などを提出する必要があるかもしれない。必須の証明諸関係は、行政で発行してもらう独身証明書または戸籍謄本、学歴証明の2点であった。尚、独身証明書は最初の入会時に提出すれば再提出は求められない。また、写真はモノクロの4?5センチ角のものである。
本城愛子