前回説明した通り、オーネットのサービスは
(1)コンピュータで条件が一致した人の紹介=双方向マッチング提供料
(2)全国版会員情報誌からの検索
(3)各地でのお見合いパーティの開催
(4)各支社へ出向いてコンピュータでのプロフィール検索、取り次ぎを含む
以上の4つからなる。で、私が加入したのはカジュアルプランというプランで、今回はこの内訳について考えてみたい。
まず、(1)?(4)のサービスはセットとしてプラン化されており、どれかだけ利用するということはできない。私が加入したカジュアルプランは入会金3万円を含む合計294,000円で会員期間は2年間。途中で退会もでき、返金もされる。
では、264,000円を月会費に直せば、24割で11,000円かと言えば全くそうではない。内訳としては、(1)の双方向マッチング提供料が1年目に132,000円、活動費が132,000円である。
活動費とは(2)?(4)を利用できる権利と言える。つまり、支払金額は1年間で全額消費されることになるので、1年経って解約したところで返金はない。返金はないが、1年間活動したことを条件に、2年目にはリクエスト方式で24人紹介してくれ、2年目の活動費は0円である。ただし、2年目の活動費免除は2006年4月1日から2007年3月31日の契約者に限りということになっている。
1年未満で晴れて結婚し、退会に至った場合は返金されるわけだが費用内訳のボリュームは最初に厚みがある。1年目の双方向マッチング提供人数は30名、入会から6ヶ月目までは毎月3人紹介で月々13,200円、7?12ヶ月は毎月2名の紹介で月々8,800円。いずれも1人あたりの紹介・取り次ぎ費用は4,400円である。
活動費は最初の4ヶ月が月々24,000円、5?6ヶ月が月々9,000円、7?12ヶ月目が月々3,000円である。半年で退会する場合、1?4ヶ月目の月々計37,200円と5?6ヶ月目の月々計22,200円で合計193,200円は消費されている計算になる。
すなわち、入会金を除く264,000円?193,200円の70,800円が返金されるわけだが、オーネットと出逢った人と結婚する以外の理由で退会する場合、残金の20%か20,000円の低い方が中途解約手数料として引かれて返金される。
出逢って半年といえばかなり電撃結婚になるだろうが、そう簡単に決まるケースは少ないと思われ、返金の期待は抱かぬ方が良さそうである。
本城愛子
カテゴリー: オーネットの真実-結婚情報サービス体験記- -本城愛子-
シングルマザーが再婚を目指し結婚情報サービスに入会。一体どんな出逢いが待ち受けているのか?果たして再婚にこぎつくことができるのか?
恋愛・結婚市場の動向を検証しつつ、独身女性の本音と生態を描くエッセイ。
[08]どうやって出逢うのか?
今回は、結婚情報サービス“オーネット”は一体何をしてくれるのかという点に触れたい。あらかたのことはホームページ等に載っているのだが、結構わかりにくい。カウンセリング(いわば商談)で直接聞いてもわかりにくい。私の頭がついていかないだけかもしれないが、データベースに載せて出逢いをコントロールするということに対する経験がないため、実感が湧かないのだろう。活動し始めて数ヶ月経った今、ようやくわかりはじめた。
オーネットには、大きく4つの活動手段がある。
(1)コンピューターに登録した本人プロフィールや相手に求める希望から、双方一致した相手を紹介してくれる。自分が誰かに紹介される場合もある。データマッチングと呼ぶらしい。
(2)新会員を主として掲載する全国版の月刊会員情報誌。男女別に発行。入会3ヶ月後に自分が載り、誰かから申し込まれる可能性がある。または、こちらから毎号8名まで申し込むことができる。
(3)全国各地で開催されるお見合いパーティ。教養セミナー等もあるが、これは都市部のみでの実施のようである。居住地に関わらず、どこのパーティにも出席が可能。私の場合、最初に2枚、パーティ参加チケットがついていたが、3回目以降は別途料金がいる。
(4)オーネットオフィスのコンピュータで写真を含む異性の情報を検索・閲覧し、申込ができる。オーパスと呼ばれる。1回の閲覧で何人までの申込が可能だったか忘却。私の場合、最初に1回分のチケットがついていたが、2回目以降は閲覧費用が別途3万円かかる。
上記4点がオーネットに入会して得られる出逢いのチャンスである。料金プランは8つあるようだが、私が入会したのは入会金3万円含む計29、4万円のカジュアルプラン。主に(1)のデータマッチングでの紹介人数によって金額が変わってくるようだが、(2)(3)は共通、(4)はオプションと思われる。出逢いと無縁の日々から一転、あの手この手で出逢うチャンスがあるのだからすぐにでも結婚できてそうな気もするが、そんなうまい話はあるのだろうか?!
本城愛子