1月18日から23日までブルネイに行って来ました。「ブルネイってどこ?」とおっしゃる方は昨年の7月10日号で「不思議の国ブルネイ」というタイトルで触れておりますので、ご面倒ですがバックナンバーをご覧ください。
知らない人が多いのは日本から直行便がないせいもあるでしょう。ボルネオ島にあり、ジャカルタへ行く飛行機はブルネイの上空を通過して行くので本来ならそんなに遠いわけではありません。今回はシンガポール経由で行きましたが11:30に成田を出て、シンガポールで約3時間半待ち、首都バンダル・スリ・ブガワンに到着するのは夜の12時(日本時間では夜中の1時)となります。
世界有数の裕福な国ブルネイのロイヤル・ブルネイ航空は世界でも評判の高エアラインですが、何と日本と韓国へは直行便がありません。厳密に言うと以前関空から直行便があったのですが廃止となりました。東南アジア路線はもちろん、ロンドンへも飛んでいますし、イスラム教国ですので中東へも直行便があります。上海便があるということは、いかに日本からの乗客が少ないか、日本は彼らのターゲットからはずれているかのどちらかでしょう。美人ぞろいのCA(客室乗務員)で、ユニフォームがとても素敵です。離陸前にコーラン「旅の祈り」というのが必ずモニターに現れ、「アラーはあなたの同行者、そして残された家族と友人の保護者とお祈りしてくれます。また、いまどきは珍しいことに救命胴衣の使用法を元気よく実演してくれます。
[057]30億人自由貿易市場への道
10月13日の週にあまりにも中国関連のニュースが多かったので前回は中国がテーマとなってしまいました。今回は順序はちょっと逆になるもののその前の週にバリ島で開かれた ASEAN(東南アジア諸国連合10ケ国)プラス3(中国、日本、韓国)のサミット、そして ASEANとインドのサミットが開かれた話題を取り上げます。
ここでの最大のテーマは自由貿易協定(FTA) です。まず ASEAN域内では2020年までにモノ、サービス、投資、資本などの域内移動を自由化する経済共同体をめざします。先発加盟 6ケ国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ブルネイ)ではすでに関税の引き下げが行われています。 ASEAN全体では 5億人の人口となりますが、民族、言語、宗教、文化とすべて多彩、国の大きさや経済基盤も格差があります。ひとりあたりGDPはなんと 100倍の差がありますが、ASEANの平均の 80%が中国の平均です。中国の目覚しい経済成長がASEAN統合に拍車をかけているのが現実です。