[006]ヨコメシのマナー

先週の「お好み焼き屋でわかった日本語のむずかしさ」には思ったより多くのおたよりを読者の方からいただきました。元商社マン、通訳の方など同じ体験をお持ちのようです。
実はお好み焼き屋の翌日は別の日本人をお連れして会議のあと、例のブッシュ大統領と小泉首相が行ったという西麻布の居酒屋風レストランでお昼を食べました。席につくと、この日本人はいきなり元気よく仕事の話を始めたのです。私は「えーっ?そんな事はさっきの会議中に言ってくれればいいのに。」と内心思っていました。とはいえ、仕方がないので会話を取りもっているうちにどんどん食べ遅れます。私は女性としてはかなり早く食事を済ませる方ですが、香港人と日本人の通訳と私のコメントを話すというハンデをつけられてはとても追いつけません。そのうち、さっさと食事をすませた日本人が「まだ食べてるのか」という目で私を見ます。結局お昼は半分しか食べることができませんでした。
こういうシーンが続くと決まって心配してくれるのは外国人の方で、何か手伝ってくれようとしたり、「疲れていないか?」と気遣ってくれます。日本人の方は何だかしゃべりたいだけしゃべってすっかり仕事を終えた面持ちです。

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