[100]やまとなでしこの正体

 10数年前、会社員の頃デンマーク政府主催の投資ミッションにメンバーとして参加させてもらったことがあります。当時毎年行なわれていましたが、私は初めての女性のメンバーでした。現地ではいろいろな人から「本当に日本から来たのか?デンマークに住んでいるのではないか?」という質問を受けました。どうしてそんな質問をするのかたずねると「日本の女性は家にいて社会進出の機会がないと聞いたから。」
 こういう日本女性に対する印象は今になっても変わっていないらしく、私の名刺を見て「日本では女性が社長になれるのか」、「日本では女性が男性のあとを 3歩下がって歩くと聞いたが本当か」、「日本では夫が先に食事をして後から妻と子どもが食事をすると聞いたが今でもそうか」、「日本で女性に投票権があるのは知っているが自分の意思で投票ができるのか」などなど、聞いているうちにみじめになったり、腹が立ったりします。「日本の多くの家庭では財布の紐を握っているのは女性。男性は小遣いをもらって暮らしている」、「最近は離婚も妻が夫を家から叩き出すケースが多い」と反撃すると今度は「日本男性はみじめなんだなあ」などというコメントが返ってきます。

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[052]女性の大学進学率

 最近の新聞で目についた記事は「OECDの統計で、日本の4年制大学卒の女性の比率が加盟国内で最低」というものでした。OECD加盟国は欧米およびオーストラリア、ニュージーランドのいわゆる主たる白人国家とアジアからは日本、韓国、トルコの計30ヶ国です。高校への進学率は93%と加盟国トップです。また、25- 34歳の男性の大学卒業資格所持率33%もトップ、一方女性は14%でOECD平均を大きく下回るという統計が出ています。
 ところが、短大を含めた大学レベルの教育と言う視点になると逆転して男性が45%、女性が47%という数値になります。つまり、男性は4年生大学に行くか、行かないかという選択、女性は4年生大学よりも短大へ行く人が多い、この傾向は私が大学教育を受けた約30年前と何ら変わっていません。
 30年前は、クリスマスケーキの法則、25歳までに結婚しないと売れ残りという時代でしたし、結婚後も仕事を続ける人はきわめて少なかったので、 4年生大学卒は就労年数が短いということで就職口がほとんどありませんでした。また、女性の学歴が高すぎると結婚相手が制限される、という当時の社会環境による影響も多かったでしょう。

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