[028]プロヴァンス その2

アヴィニヨンの魅力はそこに住んでいる人でないと上手く語れません。行く度に新しい発見があり書いても書いても沸き起こる感動のため数ある選択肢の中からこれぞというものをご紹介。
この町がフランスにおけるバチカンでありカトリック教徒の総本山である事から様々な宗教文化が生まれ、慣習が育まれて来た話しはパレ・ド・パープに行くと分ります。日本語のオーディオガイドを片手に正味一時間の自由見学を楽しみテラスからの絶景を楽しんで下さい。パレのお土産コーナーにはワインの有料試飲コーナーがあるので是非お試しあれ。
パレの横脇から続く坂道を登れば中央に噴水のあるカフェテラスがあり、人ごみを離れて一息つくなら快適な場所です。カフェの側には小さいながらにもプロバンスハーブのミニミニガーデンがあります。ここから眺めるローヌ川は素晴らしく、童謡「アヴィニヨンの橋の上で」のサン・ベネ橋もここからなら見えます。
毎週火曜日ならうちの会社の船、プロバンス号が停泊しています。船首にシェフとエスカルゴのロゴマーク入り社旗とECの旗がある船がそれです。これからの観光シーズンもしかしたら私が乗船している事もあるかもしれません。大声で日本語をまくし立てるクルーがいたらきっと私でしょう。


アヴィニヨンでプロヴァンス織を探すなら、「アストレブティーク」が良いでしょう。種類も豊富だし、生地がしっかりしています。老夫婦二人でやっている小さくフレンドリーな店です。
ワイン好きへのお土産にはオリーブを磨り潰しハーブ、オリーブオイル、アンチョビで味付けしたtapenade、タップナードが抜群です。オリーブの種類に合わせ緑と黒がありクラッカーにつけてパクリ。ヴィネガーとオリーブオイルで作るドレッシングにはマスタードの変わりに是を入れて南仏風ドレシングの出来あがり。特にO&Co.が美味しいです。5ユーロ前後で買えます。市内の八百屋では自家製のもの、観光局内のお土産ブティークでも購入出来ます。
6月下旬から始まり約一月続くアヴィニヨンの演劇祭は劇場のみならず路上でもパントマイムあり、ストリートバンドありと皆が楽しめるものです。ただ南仏のどの町にも漏れる事無く灼熱とも言える暑さと夜におそいかかる蚊の予防対策をしっかり固めてからお出かけ下さいまし。ゴッホでなくともこの暑さには発狂しそうです。
アヴィニヨン観光局サイト: http://www.ot-avignon.fr
パレ・ド・パープのサイト: http://www.palais-des-papes.com
O&CO.のブティーク19, rue St. Agricol Avignon tel: 04.90.86.18.41
O&CO.のサイト: http://www.oliviers-co.com
ASTREE BOUTIQUE 4, rue Mignard 84000 Avignon
夢路とみこ