[028]プロヴァンス その2

アヴィニヨンの魅力はそこに住んでいる人でないと上手く語れません。行く度に新しい発見があり書いても書いても沸き起こる感動のため数ある選択肢の中からこれぞというものをご紹介。
この町がフランスにおけるバチカンでありカトリック教徒の総本山である事から様々な宗教文化が生まれ、慣習が育まれて来た話しはパレ・ド・パープに行くと分ります。日本語のオーディオガイドを片手に正味一時間の自由見学を楽しみテラスからの絶景を楽しんで下さい。パレのお土産コーナーにはワインの有料試飲コーナーがあるので是非お試しあれ。
パレの横脇から続く坂道を登れば中央に噴水のあるカフェテラスがあり、人ごみを離れて一息つくなら快適な場所です。カフェの側には小さいながらにもプロバンスハーブのミニミニガーデンがあります。ここから眺めるローヌ川は素晴らしく、童謡「アヴィニヨンの橋の上で」のサン・ベネ橋もここからなら見えます。
毎週火曜日ならうちの会社の船、プロバンス号が停泊しています。船首にシェフとエスカルゴのロゴマーク入り社旗とECの旗がある船がそれです。これからの観光シーズンもしかしたら私が乗船している事もあるかもしれません。大声で日本語をまくし立てるクルーがいたらきっと私でしょう。

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[027]プロヴァンス その1

アルルという町は奈良と長崎が混合したような町だ。古代ローマ遺跡の数々は奈良に点在する古墳を思わせるし、キリスト教宣教師の伝道の旧跡はこの町の至る所に教会として残っている。長崎ほど見事な建築物がずらりという訳ではないが宣教師達の迫害の歴史が彫刻として、絵画として残される所に私は長崎でのキリスト教宣教師達の苦悩の歴史みたいのを感じる。
考古学や宗教建築に興味がないとしてもアルルは是非訪れてほしい町です。まずここは昔から美人が多いという事で知られます。歴代のミスフランスもアルル出身が多いと聞くのはやはりジプシーの血を引くエスメラルダのような情熱の女が多いからでしょうか。
ざっと観光名所を流し見るのなら観光局前からプチトランに乗る事をお勧め。この手のトレインはフランスの観光地ならどこにでもあり、少しお子ちゃま向けにも見えますが、限られた時間の中で効率性を求めるならやっぱりこれだ!

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