[088]現地発ツアー

フランスは広い。とてつもなく広いと旅行をする度にそう思う。そしてこの国を旅するのにその移動手段として私は列車を利用します。私の年間列車移動の距離を考えたらSNCF(国鉄)は私を是非広報担当にすべきだ。叉はマイレージ制度がありその点数で航空券に引き換えてくれたら帰国を年一回以上に出来るかもしれない。一人で旅行する程度の仏語会話なら出来るけど、列車の通っていない田舎を旅するために不可欠な運転免許の無い私にとって有難いのは現地発ツアー。
パリには幾つかの日系旅行会社があり面白いツアーを組んでいます。一見高そう、でも内容がしっかり組まれていて、時間配分が有効なので助かる。長い休みを取って一人旅の余裕があるならば現地で1日1,2本しかないローカルバスを乗り継いでの旅も良いかもしれない。でも、田舎の名所は駅やバス停からうんと遠いか、坂がきつい、風光明媚のホテルやシャンブル・ドット(民宿)は車がないと行き無いような場所にあるのがお決まり。そして安くて美味しい郷土料理やワインを出す店もやはり車で向かわなければならない所。ミッシュラン3つ星レストランが田舎の人里離れた場所にあるのは車を飛ばしても行く価値ありだから。でも車なしの一人旅だったらそれはとても難しい。

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[087]2003年度サンティエール報告

毎年,毎年同じワイン祭りに行くのを同僚はもちろんのこと、周囲の日本人の知り合い達にも飽きられて来た位に私のサンティエールグルマンド通いは今年も続いた。場所はアルザス、それもコルマール付近だから車で行けばこのディジョンから2時間もあれば行けるのですが免許どころか車の運転を知らない私は4時間半かけて列車でぐるりとフランシュ・コンテ地方を回ってアルザス地方へと入る。
アルザスは私の大好きな地方。ブルゴーニュの次に好き。もしいつかこのブルゴーニュを追い出されたらアルザスへ逃げようという思惑もあり、その下調べにワイン祭りを利用していることもあり。毎年参加しているサンティエールでもいつも何か新しい発見がある。それも美味しさの発見。去年はピノ・ブラン種で作ったワインにすっかり魅了されました。今年の私が熱くなったのはリースリングで作ったクレマン。

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