マコンへ行くにはパリからだと2つの方法があり。パリリヨン駅からリヨン方面へ行くTGVに乗りMacon Loche TGV駅で降りるか、ディジョンまでTGVで来てリヨン方面へ行く在来線でMacon Villeで降りる。主だった観光地はMacon Villeだから乗換えが面倒でもディジョン経由をお勧めします。前者と後者の駅はシャトルバス循環バスもないためタクシー利用となるからです。前者の駅は少し郊外にあり一見空港風です。
ディジョンからマコンまでは約1時間片道16.90ユーロの旅、日帰りも可能の距離。でも合えて民宿に宿泊。今回私が宿にしたお宅はマダムとお嬢さん二人と眠たそうな猫1匹の御宅。駅からタクシーでも10分程度、循環バスでも行ける閑静な住宅街。でも、これが一般の住宅?と言いたくなる位に広々とした敷地に驚き。シャワーもトイレもご家族と共同使用でホテルのような完全なプライバシーはないけれど、親戚の家にお邪魔する和やかさがある。
[185]南ブルゴーニュの休日(2)
マコンは詩人ラ・マルティーヌ所縁の地としても知られます。この町から郊外に出るとたくさんの古城がありブルゴーニュの古城密集地とも言えることでしょう。特にラ・マルティーヌに縁のある場所を線で繋いで「ラ・マルティーヌ街道」や「古城街道」と観光コースもあり文学や古城ファン巡礼の地を目指して観光局は奮って促進中。ディジョンを含む北側は古城が放射線状に散在していて車無しでは見学が難しいのに対し、シャロンやマコンを中心とする南側はこれら2つの都市を繋ぐLigne7の郊外バス路線上に集中しているのでバス移動と下車してからの目的地まで頑張れる健脚があれば制覇はそう難しくないかもしれない。途中にはシャンブル・ドットもありホテルより安くそしてジモティ気分に浸れるのでたまには時間に余裕を持たせてこの地方を線で旅行してみてはいかがかな。