留学と違った体験をするインターンは参加費を払えば誰でも希望の場所へ派遣されるという事はありません。無給の研修なのに受け入れ先企業が「この人なら引き受けます」と言わない限り不可能。審査が通るまでに語学や適正のチェックがありやっぱり壁は厚い。どんなに語学が出来てもその国で頑張ってみたいと意思があっても審査の合否を大きく左右するのが「就労経験」。だから派遣されてくる研修生は社会人として一応のマナーとセミプロ意識を持ってやって来ます。でもそれが出来ないと研修とは言えども無給の1年は辛い。
フランスの労働許可証の取得がいかに難しいかは身をもって体験した。実力があればなんとかなるというのは高失業率のこの国では御伽噺。外国人は外国人。守らなければならないのは自国民の就職先。語学留学から就職というラッキーな話はなかなか無く、辛うじてインターン研修の後に就職という可能性が僅かにあるかないか。それでも研修生は僅かな望みを持ち、自らの貯金を頼りにスポンジの様に吸収し、経験を積む。研修の終わりには一回り大きな人となって更なるキャリアに向かってのステップを踏む。
[167]観光ワイナリーの魅力
ブルゴーニュはワイン産地として知られているからカーブ巡りを旅行のテーマにする方も多いかと思います。ここはディジョン、ニュイ、ボーヌ間をバスでも電車でも行ける。これらの町を起点にすれば幾つもカーブ巡りが楽しめる。ワイン雑誌や本で見るようなカーブが多いからワイン好きにはたまらないのも分かる。しかし、ワイナリーが全て観光客歓迎とは言い難し。
同じ観光客でも隣国のスイスやドイツから来る人たちは車で来て何ケースも買ってくれるから歓迎。カーブで樽からスポイトで特級クラスのワインをちょっと試飲させても元が取れるから全然平気。撮りたいだけカーブの写真を撮り、飲みたいだけ試飲して「荷物になるから。。。。」と1本も買わずに去って行く観光客がいるから「一般はお断り」とするカーブがあり、5,6名の団体でカーブ見学を申し込むと電話口で「買ってくれそうな人いるの?」と大胆に本音を言うカーブもあったりします。