ブルゴーニュ地方第二の都市マコンはソーヌ川に掛かる美しい石橋のライトアップがとてもロマンチックで絵葉書でも良く紹介されている所です。実はこの橋、第二次世界大戦の時にドイツ軍に破壊されたのを後に復元したものです。この橋の先はレジスタンス活動の盛んな町、リヨン。パリのレジスタンスとリヨンの活動家達の往来には欠かせない大事な橋であり、またこの橋を渡って多くのユダヤ人や共産主義者がアルプスを経由してスイスに逃れたとも聞いています。それ故に格好の爆撃対象に選ばれたのでしょうが。前の会社の船はソーヌ川を良くクルーズしていたのでマコンで停泊する夜はこのロマンチックな橋の光景にうっとりとしたものです。そして市内にある観光名所で中世に建設されたMaison deBoisという美しい建物の下にあるカフェへお客様が寝静まった後、クルー達とともに「一杯ひっかけ」に行ったものです。
[181]銘醸街道城巡り(5)
フランスには古城がいっぱいあって、現在も城として城主が住んでいるものもあれば、カーブを一般公開するシャトーワイナリー、美術館やゴルフ場やヘリポートがついているホテルに改築されているものもあるけれど、古城をリセ(高校)に改築したお城ってそうそうあるかしら。ブルゴーニュにはある。普段は高校として使用しているから一般公開されるのは夏休みである7月中旬から8月中旬までのみ。城ファンはこの機会を狙ってディジョンまで起こし下さい、貴方の知らない「古城見学」が出来ますから。そのシャトー、ステファン・リエジェアール・ド・ブロション城は銘醸街道沿い、ブロアション村の中央、畑の中でバス停のそばにあるので便利。