原発問題は「右か左か」ではなく切り分けて論じよう

2013年7月11日

原発問題は「右か左か」ではなく、切り分けて論じよう。

福島第一発電所とほかの原子力発電所

  • 福島第一原発は老朽化しており、しかも運用に間違いがあった。
  • 事故が起きたのは紛れもない事実。
  • それによって避難生活を余儀なくされた被害者は多い。
  • 一方で、震災に遭いながらも事故を起こさなかった原発もある(女川原発)
  • 老朽化した原発と最新の原発を同じに論じていいのか。
  • 原子力発電所自体が悪いわけではない。
  • 原子力発電技術推進をここでやめてしまっていいのか。
  • 大きな犠牲があったが、これを教訓に新たな技術開発を目指すのは人類の本能ではないか。
  • この失敗は安全な原子力施設(原子力発電所を含め)の一歩とはならないのか。

新たな原発はしばらくは無い

  • 現在の原子力発電は事故が起きたときに国が面倒をみないことが分かったので民間で新たに原子力発電に参入することはない。
  • 安いシェールガスが輸入できれば、管理に手間のかかる原子力発電は誰も見向きもしなくなる。
  • 野党が騒ぐまでもなく世の中自然と脱原発に向かう。

廃棄物について

  • 理想の燃料といわれたプルトニウムは、ウランの埋蔵量が700年分もあることが分かった現在では無用の長物化している。
  • 放射性廃棄物の処理はガラス固化&地層処分で技術的には解決済み。
  • 海への汚染水の放出問題も海水で希釈して問題なし。
  • むしろ原子炉ごと太平洋の真ん中に沈めてしまえば、これも希釈されて問題なし。
  • しかしこれらの処分方法は社会に許容はされないだろう。