[323]太らないための常識(1日3食)

人間は食事の回数が減ると、自衛のため身体に栄養分を蓄えるようになります。遺伝子がそうさせるのですが、これは人間が狩猟民族であったことの名残で、特に黒人やラテンアメリカ系の人種に蓄える能力が多いとされます。これが深刻な肥満を招くわけですが、そもそも狩猟民族は食料を蓄えず、その日暮らしが主だったので身体が栄養を蓄えるようになったのです。

農耕民族の日本人は食料を平均的に確保する方法を知っているので、身体に栄養分を蓄えなくてもいいので、あまり太らないのですね。アメリカ人が肥満で悩むのは、民族の永い歴史が根底にあるからなのです。

さて、そう考えると、同じ食事量なら食事の回数を多くしたほうがダイエットにはよいことがわかります。身体にいつでも食料はあるから安心しなさいと言いきかせるわけです。そうすると身体も安心して、余計な養分を蓄えなくなります。

また、食事をすると熱が上がるといいますね。検温は食事時間を外すようにするのが常識ですが、これは食事をすること自体がカロリーを消費し、発熱するからです。

発熱するということはカロリーが失われ身体に栄養分を蓄えることを防ぎます。これを難しい言葉ですが「食事誘導性熱生産」といいます。つまり食事を減らせばこの「食事誘導性熱生産」が低下し、結果的に脂肪が付きやすくなる訳です。

食事はいっぺんにとらず、朝昼晩の3回に分けると言うも、じつは結構深いわけがあるのです。

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