[573]ウォーキング

有酸素運動が身体にいいと言われています。それは運動しながら酸素を筋肉に送り込むことで代謝(燃焼)を活発にし、細胞の新旧交代を促すからです。生活習慣によって運動不足となり、有酸素運動が十分に行なわれないと老化が進むといわれるのは、老化した細胞が新しくならないからです。

有酸素運動といっても難しいことはありません。ジョギングやサイクリング、水泳などが代表選手ですがもっと身近なところにウォーキングがあります。つまりよく歩けばいいのです。

万歩計という商品があります。なぜ万歩計なのかというと、人間が1日に歩く量は一万歩が身体に調子いい。そういうわけで万歩計。

さて、歩くことは人間にとって最も基本的な動作。1万歩あるけばジョギングや水泳にも負けない運動量となります。全身の筋肉の70%を効率よく使い、しかも激しくないので老若男女誰でも気軽に始められます。早速今日から一万歩のウォーキング始めてみませんか?

ウォーキングはただ漫然と歩くのではなくメリハリをつけて歩くようにしましょう。

◇胸を張って姿勢よく

背筋を伸ばして体と地面が垂直になるようにし、100m先を見るようにして歩きます。

◇大きな歩幅でかかとで着地

歩幅は身長-100cmがベスト。かかと→足の中央→親指へと重心の移動を意識して歩きましょう。

◇腕を振る

肩の力を抜いて、ひじを曲げリズミカルに腕を前後に振って歩きましょう。腕をよく振ることで上半身の運動にもなります。

◇服装

夜はなるべく避けたいですが、止むを得ない時は反射テープのついた視認性の良い服装で歩きましょう。交通事故に巻き込まれてはなんにもなりません。両手には何も持たず、靴はウォーキング専用の靴が歩き易いです。

健康的なウォーキングを行なっているかどうかはそのときの脈拍数を基準にします。以下の式で導かれた脈拍を維持することで安全に運動することができます。

(220-年齢-安静時の脈拍数)x0.5※+安静時の脈拍数

※ウォーキング初心者(x0.4)
※体力に自信のある人(x0.6)