[769]おせち料理
お正月といえば「おせち料理」です。おせちとは本来「お節」つまり節句毎の料理のことをいいます。「節句」は節供とも書き、起源は古代中国といわれています。節句は年に5日あり、人日(じんじつ一月七日)、上巳(じょうし三月三日)、端午(たんご五月五日)、七夕(しちせき七月七日)、重陽(ちょうよう九月九日)を五節句と呼びます。
今ではお正月に食べる料理を指しておせち料理といいます。普段忙しい主婦も休めるようにとの配慮から、保存のきく料理を作ってお重に詰めました。女性も一緒にお正月休みを楽しもうというわけです。またお正月には物忌みをして火を使うのをできるだけ避ける意味もあります。
おせち料理は低カロリーでカルシウムや食物繊維も豊富。健康には良いのですが、より身体のためを思うなら、少し温めて食べるといいでしょう。また塩分が多めなので食べ過ぎないように。
おせちの食べ過ぎで太る?というのは、おせち料理のせいではなく、お正月に何もしないでゴロゴロしているからではないでしょうか?お餅の食べ過ぎは禁物です。またお酒もほどほどにしましょう。飲んだり食べたりしたら、羽根突きなどして運動するしかありません。
おせち料理をつくるのはめんどうなものです。特に最近では女性も職業を持っているので年末まで働かなければなりません。一つくらいは我が家の味を守って欲しいですが、手間のかかるものは無理をせず市販品をうまく使って、バラエティに工夫しましょう。また多く用意してもそればかりだと飽きますから2日位でなくなるように量も調整しましょう。3日目には近所のファミリーレストランで食事するのも悪くないでしょう。