[1061]オリンピックの報奨金
2007年東京都知事選。ふたを開ければ石原慎太郎氏が3選されました。まぁその他の候補者を見れば当然といえば当然。しかし石原氏はもう74歳。もう少し若返りを望みたかったですが…
その石原氏が掲げるマニフェストの中に東京オリンピック誘致があります。次回オリンピックは2008年の北京。そしてその次は2012年にロンドンでの開催が決定しています。石原氏が誘致する東京オリンピックは早くても2016年。あと9年もあります。おそらくその頃は石原氏は引退しているでしょう。
さて、オリンピックといえば最近ではトリノの冬季五輪が記憶に新しい。日本勢ではフィギュアの荒川静香さんが唯一の金メダル。安藤美姫さんや村主章枝さんも活躍しましたが、プレッシャーでしょうかさえない結果でしたね。
その金メダルですが、純金製と思われているようですが、じつは純金製ではなく純銀製で、その上に金めっきをされたものです。金メダルなのに純銀製。ちなみに銀メダルも純銀製。これは国際オリンピック委員会総会で五輪憲章に定められているのです。大きさも決まっていて直径60mm、厚さ3mm以上となっています。
オリンピックの受賞者はメダルが授与されますが、そのほかに報奨金があります。これはオリンピック主催者が出すのではなく、選手を送り出す各国のオリンピック委員会が独自に決めて出すものです。日本の場合JOCは報奨金は金メダル受賞者300万円。銀メダル受賞者200万円、同じく銅メダル100万円となっています。
しかし、各競技団体では報奨金に上乗せして賞金が支払われるのが通例となっています。例えばレスリングの場合金メダル受賞者に1000万円、テニス・卓球では2000万円。
アトランタオリンピックで自転車男子1000メートルタイムトライアルで銅メダルを獲得した十文字貴信選手は、報奨金色々合わせて総額5500万円になったとのこと。こうなると競技によって頑張り度合いはかなり違ってきますね。マイナーな種目ほど報奨金は高いのかもしれません。
●主な国の金メダリストの報奨金
ロシア非公開(ただしどこの国よりも高額とのこと)
イタリア約1841万円
フランス564万円
チェコ約500万円
米国が約293万円
スイス約182万円
中国約110万円
カナダ・イギリスは報奨金なし「オリンピックの精神に反するという理由」
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