[03]美しく見えるコツは自信満々であること
みなさん、こんにちは。美月あきこです。
みなさんのチャームポイントはどこですか?長所はどこですか?自信のあることは何ですか??この問いに、すぐに答えられた方、何人いたでしょうか?
自分の良いところ、チャームポイント、考えてみてください。私は良いところなんてないから・・・なんて卑屈になってる方。そんな事ではキレイには見えません!!
すみません。少し取り乱してしまいました。。。「キレイにはなれません!!」ではなく、「キレイには見えません」です。実際はきれいではなくても(たびたびの失礼お詫びいたします)何となく他人がキレイと思ってくれればそれで良いのです。
私たちは絶えず人目を考えています。私たちは無人島でたった一人で暮らしているならいざしらず、社会という枠の中で生活しています。ご近所の方もいれば学校のお友達、勤務先のお知り合い、家族の方・・・と、人との関わり無しでは生きていません。
前置きが少し長くなりました。
私がスチュワーデスのジュニアの時(入社2,3年目の時・・)ジャンプシートである先輩と同席しました。ジャンプシートというのは非常口と接していて、お客様と対面する席です。離着陸の際には必ず決まっているジャンプシートに着席します。
先輩はこう言いました。「私は月に20万円ぐらいお肌に使っているわ。コレぐらい使っているから私のお肌、ホラ、キレイでしょ。」
その先輩はその当時、30代後半ぐらいだと思います。私は「に、に、20万?????」とその値段にも驚きましたが、その自信満々な発言にも驚かされました。
飛行機が離陸して一定の高度に達してからベルトサインが消えサービスが開始しました。暫くして私はギャレーでその先輩を見て更に驚かされました。ギャレーの中でタバコを吸っていました。(当時はまだ全席禁煙便ではなかったので、これは決して悪い事ではありません。)
タバコはお肌に悪い事はみなさんも御存知ですよね。お肌に良いとされるビタミンCを破壊し、活性酸素をたくさん作るといわれています。美容フリークな方はタバコはまず吸わないと思います。でもそれも個人の嗜好ですから良しとします。
着陸前、再びジャンプシートに座った時、その先輩は私にアドバイスして下さいました。「・・ちゃん、お肌は正直よ。いくら若作りをしてもお肌を見れば何歳かすぐにバレるわ。若いうちからキチンとお金をかけてケアしていれば、老化は食い止められるわ。ホラ、見て。私のお肌キレイでしょ。私、20代後半に見られるのよ。フフフ。」
私は、一瞬、絶句したまま凍えてしまいましたがすぐに我に帰って「ほ?んと、キレイですよね??!!うらやましいです?。」と咄嗟に言ったと思います。気が動転していて後の会話はあまり覚えていません。20万円からタバコの弊害を差し引くとマイナスなのでは・・・・というのは、この際、置いておきます。きっとこの先輩はご自宅で鏡に向かって「私は美しい。私の美しいこの素肌見て!!」と呟きながらタバコを吸っている事でしょう。賛否両論は覚悟します。
しかし私はこの先輩の見上げたプラス思考に感心、感動しました。実に堂々としていて、自信満々なんです。自分は美しいと思い込んでいるのです。若いと思い込んでいるのです。この、思い込みってとても大切だと思います。このプラス思考、思い込みは、脳内でたくさんのα波を出している事でしょう。脳内学者の話によると、最初はタダの思い込みでも、不思議な事にそれは刷り込まれ、その人の行動までも変わっていき、本物の美しさになっていくと言われています。
脳とは神秘的で不思議です。この際、近くで見るとお肌にタルミが出ているとか、毛穴が開いているとかは置いておきます。自信に満ち溢れている先輩は私の目にはイキイキとして輝いて見えました。どんなに顔立ちがキレイで肌が美しくても、自信なさげで卑屈になり自己否定してしまう人を私はたくさん知っています。「私はブスだから・・」とか「私はデブだから・・」とか「私は歳だから・・」と言って後ろ向きになっている人はそれで終わっていると思います。ご意見は色々あるかもしれませんが、「私は・・・が自信ある!見て!!」と言い切れる人は常に前進していると思うのです。
こういう前向きな前進者がスチュワーデスには多い気がします。この裏づけの無い自信満々が、スチュワーデスがキレイに見える一つの理由ではないかと思います。さあ、今日から鏡に向かって「私はキレイよ、私は美人よ」と呟いてみましょう。
美月あきこ
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