日本の高速道路は有料、しかもかなり高い料金が設定させられています。高速道路は建設費などの費用を一定期間の料金収入により償還する制度をとっていますから、償還が終わればタダになります。本来フリーウェイというのはタダで通れるという意味ですから、高額な料金をとるたとえば「中央高速道路」は断じて「チュウオウフリーウェイ」ではないわけです!?
んで、いつ無料になるのか?
それがね。いつになるかわからないんです。
高速道路はネットワークとして機能するものなので、全路線の収支を合わせて計算する「料金プール制」を導入しています。つまりこの制度の上では、延長線がある限り、いつまでたってもタダにはならないという仕組みになってしまっているわけです。
しかし、プール制のいいところもあります。例えば、区間路線の償還が終わってタダになったとします。しかしその路線を延長しようという話になったときに、延長分にかかった費用は莫大なものになりますから、その区間はべらぼうに高い料金になってしまいます。その点、プール制は料金の適正化、均一化に役立っています。
ま、日本は地価も高いし、道路を修理する必要もあるので、料金をとるというのはある程度仕方ないことかもしれません。ですが、その収益を渋滞の解消に向けて使ってほしいと思いますね。料金所周辺と合流地点周辺を工夫すればかなり渋滞も解消されるのではないでしょうか?
あとアメリカのカープールのような制度も必要だと思います。カープールとはは2人以上乗車している車専用の車線です。朝の渋滞もこの車線だけはすいすい進めます。是非日本でも導入してほしいですが、料金所が無いフリーウェイだから効果があるのかもしれません。