自分の車を自分で運転する場合には、保険もきっちりかけているから安心です。しかし、時には他人の車をやむを得ず運転する場合もありますね。そんなときに限って事故ってしまったら、これまた悲惨です。他人の車が家族限定や年齢条件などを付帯した特約保険だったら、他人が運転したときには保険はまず出ません。
そんなときに保障してくれるのが、他車運転危険担保特約です。自分の車の保険にこの特約をつけておけば、他人の車をやむを得ず運転するときも安心です。
他者運転特約は借りた他の車を運転中に対人・対物賠償事故を起こした場合、自分の保険から優先して保険金を支払らってくれる特約です。
また、借りた車を壊してしまったような場合も、借りた車あるいは自分の車に車両保険に加入しているなど、一定の条件を満たせば自分の保険から優先的に支払ってくれます。
◆この特約の条件
契約の車が自家用8車種であること
かつ、記名被保険者が個人の場合であること
または記名被保険者が法人の場合で「個人被保険」を指定したとき
「借りた車」に含まれないもの
記名被保険者、その配偶者、これらの同居の親族が所有または主に使用する自動車
◆自家用8車種とは?
自家用普通乗用車
自家用小型乗用車
自家用軽四輪乗用車
自家用小型貨物車
自家用軽四輪貨物車
自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下、最大積載量0.5トン超2トン以下)
特種用途自動車(キャンピング車)
を自家用8車種といいます。
つまり、白ナンバーの乗用車、ライトバン、2トン未満のトラック、黄色ナンバーの軽自動車、軽トラックは自家用車になります。一方緑ナンバーの車や2トン以上のトラック、建設車両等は自家用8車種に含まれません。
なお、レンタカーは白ナンバーの自家用車のように見えますが、これも適用外です。ただし、レンタカーはレンタカー専用の保険に加入しているので、もし事故にあってもそちらの保険で補償されます。
2005.03.27(原文)
2006.07.16(加筆修正)



保険の窓口 インズウェブで自動車保険の見積り!