[109]メールサポート

インターネットメールがこれだけ普及したのは考えてみれば驚異です。しかもビジネスシーンで当たり前のように使われています。しかし昨今のウイルスメール騒ぎを見ても、インターネットはじつは結構危険なところなのです。森内閣が全ての国民にインターネットを、などと公言していましたが、セキュリティの確保ができていない現状ではとんでもないことなんですね。ネットに依存して、ある日突然ネットが壊れて使えなくなったときのパニックは推して知るべしです。

そんなこんなで、何か不都合があった時に、私は最近メールではなくサポートセンターに電話をするのが好きです。ちょっと前まではサポートセンターの電話は「出ないのが当たり前」みたいにいわれていましたが、最近はちょっと待たされることがあっても、よく繋がります。

サポートセンターは苦情を扱うことが多いので「その道のプロ」が待ち構えているものです。対応にはそつがありませんし、最初怒っていても電話を切る頃には笑顔でいたりする。さすがです。第一、話がよくわかってよろしい。メールは事情を説明するのにめんどくさいですよね。

ところで、サポートの電話番号をひたすら隠し、メールでの問い合わせしか受け付けない企業があります。電話応対は大変ですから、メールオンリーも止むを得ないところでしょう。しかし、そんな企業に限ってメールを出してもその返事に担当者の名前が無いことが多いのです。あるのはサポートセンターの文字だけ。これじゃ誰と話をしているのかわからない。サポートの内容が一回のやり取りで済めばいいですが、そうはいかないこともあります。返信の返信に来た返信はやっぱり担当者名が無い。しかも内容からどうも違う人が答えている。

人と会って話をする時、名乗りますよね?電話して初めて話をする時にはお互い名乗りますよね?手紙を書く時、名乗りますよね?

    【どうしてメールでは名乗らないの?】

私はすぐさまこの会社の電話番号を探し電話して、このような匿名のサポートは即刻止めるように提言しました。すると担当者もこれには気がつかなかったようで、早速メールには担当者名を明記するように改善します、と言ってくれました。

たかがメール。されどメール。あなたの顔を思い浮かべながら書いてるんですよ。