実は先週から、私はインドネシアとブルネイに出張をしております。来週からはこの2国について最新情報をお届けする予定です。
さて、SARSという不測の事態に見舞われ、社会主義国特有の隠蔽体質や中国人の個人主義といった不安要因が一気に表に現れ、中国一辺倒であった経済界も ASEAN諸国を見直す動きが出てきています。奇しくも今年は「日本 ASEAN交流年2003」(1月30日号でふれております)でもあり、マスコミでもASEAN諸国が取り上げられることが多く、また多くの記念行事があります。
私は幸い国際機関の仕事で ASEAN諸国とはかかわりが深く、また香港にビジネスパートナーを持って中国とのビジネスもやっていることから両方を常に冷静に比較することができますし、また ASEAN諸国と中国の貿易の橋渡しも模索し始めております。
[000]アジア人から見たニッポン
先週、知人のインドネシア人の女性が1週間初めて東京に遊びに来ました。彼女は50歳の中小企業経営者で日本の大企業の管理職並みの収入はありますので現地ではかなりお金持ちといえます。華人ですので見た目は普通の日本の中年女性です。英語も堪能で、出張、旅行と世界を飛び回っています。
外国人の来日というといつも頭が痛いのが言葉の問題です。彼女にしても現地で知り合う日本人はすべて英語を話すため、日本では英語が通じると勘違いしてやって来たはずです。よほど特殊言語の地域に旅慣れた人でない限り、早々にコミュニケーション面で精神的にダメージを受けます。西洋人の場合は優越感があるのか言葉が通じなくても堂々とどこへでも行くし、日本人も西洋人には親切で、日本人にたかって暮らしているような人までいます。ところが相手がアジア人となると手のひらを返したように不親切です。皆が皆不法就労者や犯罪者でないにもかかわらず。
彼女は私のアドバイスを守り怪しげなアジア人と間違われないためにカジュアルルックではありましたが、エルメスの時計に大きなダイヤモンドの指輪をつけて現れました。やはり言葉には閉口したのか「日本の高校では英語を教えないの?」高校どころか中学からやって高校までで6年勉強するのだと答えると「なんで英語話せないの?」