[134]バッハから。。。。その2

私の大好きなブルゴーニュワインは何と言ってもジュヴレイ・シャンベルタン。その理由はブルゴーニュワインでありながらボルドーワインのような骨格と重みを感じれるから。ブルゴーニュワインの特徴と言われる野生的な香りもこのワインに感じられないのが私好みなんです。シャンベルタンにはグラン・クリュ(特級畑)があるけれど、ジュヴレイ・シャンベルタンはプルミエ・クリュ(第1級畑)まで。でもそれも良い。更に上を目指せる余裕があるから。
ジュヴレイ・シャンベルタンにぴったりのチーズは「アミ・デュ・シャンベルタン」というウォッシュタイプのチーズ。その昔、この村に住んでいたワイン農家のオヤジが自分の作るジュヴレイ・シャンベルタンを美味しくするチーズはないものか自ら考案して作ったチーズらしいけど。その名、「シャンベルタンの友」というだけあってジュヴレイ・シャンベルタンを最高に魅力的にするチーズです。チーズは食べる30分前以上に冷蔵庫から出すと室温で溶け出して美味しいのですが、ウォッシュ・タイプのこれはやはり1時間前に出して流れ出るようにとろけ出した所をワインでググーとやりたいもの。


バッハから。。。。のコンサートに再び出席。今回はレストランで食事をした後にシャンソンコンサート。音楽にも酔ったけれど、前座である食事とワインにノックアウト。メインコースに出たチキンのソテーにアミ・デュ・シャンベルタンで作ったチーズソースが心を弾ました。普通はチキンと言うと白ワインが好まれるけれど、このチーズで作ったソースにはやはりジュヴレイ・シャンベルタンしかない!と改めて確認した。この関係は親友、夫婦に通じるものがある。前菜、メイン、チーズ、デザートにワイン4種。アリゴテ、シャルドネ、ヴィエイユ・ヴィーニュ(樹齢50年以上の古株)そしてプルミエ・クリュを味わいました。
この村の生産者によるワインの華麗な味の競演。専門家のジャッキー氏によるワインの解説に続いて素晴らしいキャバレースタイルのコンサート、これで40 ユーロとは「持ってけ泥棒!」価格。来年は皆さんも是非。ホテルはどこも素敵ですよ。今回泊まったホテルはワインバーが充実していました。コンサートがあったレストランは、田舎である事を忘れてしまうくらいにシック。この祭りの入場券はこの村の観光局で販売しています。
ジュヴレイ・シャンベルタン観光局:
http://www.ot-gevreychambertin.fr/今回のホテル:
http://www.arts-et-terroirs.com
今回のレストラン:
La Rotisserie du Chambertin
住所:Rue du Chambertin 電話:03.80.34.33.20
夢路とみこ
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