[03]予算配分

2019年4月6日

株で儲けるには資金がいくらくらいあればよいのでしょうか?
そんな質問をよく受けます。
答えは「あればあるほどよい」です。
たとえば、5,000万円あったとします。その資金で、ダイワボウを3月14日に買えば473円ですから、105000株買えました。その株は3月15日には553円(ストップ高)になりましたので、5,000万円の資金は一日で5,840万円になった計算です。一日で840万円の儲けです。
しかし、普通の人は5000万円も工面できないと思いますので、まずは100万円からはじめてみていはいかがでしょうか。
○予算100万円。
株は500円くらいの額面ですと1000株から買えます。また5,000円くらいの株は100株から買えます。いずれの場合も1銘柄予算は50万円になります。予算が100万円ですと、2銘柄買えることになります。
しかし、2銘柄を運用して儲けるとなると容易ではありません。両方とも株価が下がったら売れないし、損切りして違う銘柄を買うにしても、損は確定してしまいます。冒険ができなくなりますので、その場合は確実な大型株を買えばいいのですが、そうすると上昇も緩やかなので、あまり売ったり買ったりという雰囲気ではありません。予算100万円では株は買えますが、あまり妙味はないといえます。
○予算300万円。
これくらいあると、6銘柄くらい買えます。そのうち3銘柄を上昇期待株に振り分け、残り3銘柄は安定した大型株を普通預金代わりに買っておきます。こうしておくと様子を見ながら運用ができます。
たとえば、期待株が思うように上がらない場合は、損切りして違う期待株を買いましょう。その損は安定株のほうでいずれ補填されるでしょう。そう思えば損切りもしやすいのです。
思わぬ期待株が現れたとします。そのときは普通預金代わりに買っておいた安定株を売って、その期待株をどーんと買うということもできます。予算300万円くらいあると精神的にも無理なく運用ができるというものです。
○予算500万円以上。
これくらいの予算があればいうことないです。予算300万円のときに比べ12銘柄を運用できますので、株の楽しさを満喫できることと思います。銘柄が増えると、それにともない監視するのに忙しくなりますので、その場合は1銘柄あたりの予算を100万円にするとよいでしょう。利益確定したときに金額が大きくニンマリします。