第125回■■最終回!株の心得三か条

2019年11月30日

またも、発行に間があき月刊状態になってしまいました。すみません。

前回、「まとめのつもりであと数回メルマガ発行します」なんて書いたのですが、思い切り要約すると、私の言いたいことは以下の3つ。
ちょうどそろそろ年度も替わり、区切りも良いので、今号を最終としたいと思います。

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心得その1:「ちりも積もれば山となる」

損をするつもりで株をやる人はいない。
しかも、手っ取り早く、できるだけ多くの儲けを望む。当然のことだ。

1回買って売ったら10万円の利益が出た、という「おいしい話」は誰もが夢見るものだが、そうは簡単にいかない。しかし、10回にわけて1万円ずつ積み重ねていくなら、簡単とは言わないが、不可能ではない。20回に分けて5千円ずつなら、もっと実現可能性は高くなる。
1回の利益が3千円、4千円というのがバカバカしい、なんて思わずに、繰り返し3千円、4千円の利益をいかにコツコツ積み上げられるか。このあたりに成功のカギがありそうである。

心得その2:「明日の百より今日の五十」

「あの時売ってしまったけど、もっと持っていたら今頃は○○円だったなぁ」
と、後悔した事はないだろうか。
ちなみに私はしょっちゅうである。
例えば5千円で売った後、更に株価が上がったときなどは、どうしても「もう少し持っていれば1万円になったかも・・・」などと思いがち。
しかし、それは結果論。
1ヶ月先にならないとわからないことはあてにしないで、「明日の百より今日の五十」をモットーにしたい。
「今日5千円を手に入れた」、という揺るぎない事実をありがたく受け入れて、再び明日の5千円を目指そう。

心得その3:楽しもう!

当分はダメだろうな、と思っていた株価がスルスルと上昇、思いがけずに売れたときのささやかな喜び。
朝買った株がプラス1円でさっさと売れてしまった時の興奮。「朝買って売れるまでに1時間。儲けが4千円。時給4千円のバイトなんて、なかなかない!」なんて思ってしまう。
一種、ゲームに勝ったような気持ちである。その爽快感はたまらない!

テクニカル分析とか、色々と「株に勝つ」方法は巷にあふれているが、そう理論を研究しながら取り組むよりは、ゲームと思って楽しみながら付き合っていくのが私にはあっているようだ。

何が何でも儲けるぞ!と最初の頃はかなり鼻息も荒かったのだが、最近は株を「生活の中の楽しみの一つ」、という感じに変わってきている。
これからも、ほそぼそとささやかなゲームを楽しんでいきたい。

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ところでこの三か条、書いていて、「これって人生における三か条でもあるよな」と思いました。
そういう意味からも、やっぱり株は楽しい。

さて、今まで読んでくださった読者の皆様、本当にありがとうございました。
読者の方からは、色々なメールをいただきました。それぞれの取引方法をご紹介いただいたり、「私もずっと損してるんですよ!でも頑張る」などなど、と悲喜こもごもの株生活がつづられていたり、どれも励まされました。
また、このメルマガをプロデュースしていただいたたまごやさんにもこの場を借りて感謝申し上げます。

またどこかでお会いできるのを楽しみにしています。

2004.03.26