第96回■■黒字6500円なり

2019年10月18日

「川重を寄付きで買って1円上がったら売る」ことをしつこく繰り返す「1円ルール」を相変わらず続行中。ただし、これまで「約定価格+1円で売れなくても大引けで売り払う」ことにしていた点を変えた。

これまで私は、買った株が値を下げていく現実を素直に受け入れられず、「そのうち上がるからもう少し持っていよう」とダラダラ持ち続ける失敗を多々繰り返している。今もっている全日空なんてその最たるもの。

同じ過ちを犯さないために、「宵越しの株はもたない」ことをモットーとし、「大引け成行き売り注文」を機械的に出していた。成行きだと、変に指値のようにあれこれ考える必要はなく、しかも必ず売れる(あるいは買える)のである意味楽である。そのおかげで、株を売れずにダラダラと持ち続ける失敗は犯さなかったものの、2月はあまりにダメージが大きく、悲しい思いをした。

というわけで、3月からは翌日でも翌々日でもいいからとにかく1円上がるまで持ち続けておくことにしたのである。本当は、下がり続けた場合を考えて、「持ち続ける限度をいつまでにするか」を考えておいたほうがいいのだろうけれど、ここはお得意の「嫌なこと先送り」。必要になったら考える。

さて、新ルールにした初日の月曜日、何の脈絡もなく思いつきで5000株売買した後にふと気づいた。運良くその日は1日で決着がついたから良かったようなものの、これが翌日まで持ち越していたら、5000株だと手数料がカバーしきれず赤字だということに。手数料が1日につき2,625円(税込)。買ってその日のうちに売れれば手数料は2,625円ですむのだが、仮に買いと売りが2日間にまたがると、払うべき手数料は2倍の5,250円。2日間に渡った取引で5,000円の利益では、手数料を払うと赤字なのだ。まったく、おめでたいことこの上ない。

翌日からは、取引が2日間になった場合の手数料をカバーするだけの利益を上げるため、6000株ずつ売買することにした。これなら、1円上がったら6,000円の利益となり、手数料を十分カバーできる。1日で決着がつけば、3,375円の大もうけ。2日間に渡っても、750円が手元に入ってくる。

3月第1週の結果は晴れて6,500円の黒字。月曜日はその日のうちに、それも午前の早い時間に目標達成。しかし、早速火曜日には翌日持ち越しとなった。水曜日も売れ残り。ちょっと焦ったが木曜日まで待って無事目標達成。金曜日もその日のうちに売り払うことができた。

この「1円ルール3月版」が私に今までの赤字をカバーするだけの富をもたらすか?それとも2月のように第1週だけのぬか喜び?第2週目が楽しみである。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄コード・銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
9202全日空・3000株・406円・233円

◎今週の損益
6,500円

◎余剰資金
797,556円

2003.03.18
◆CANE