第111回■■今年一番の金星

2019年11月16日

株価上昇を横目に、「ちょっと一段落してから買おう」と思いしばらく模様眺めに徹していたのだが、そのうち何が一段落なんだかわからなくなってきたのでとりあえず注文を出してみた。

銘柄はいつものごとく川重、6000株。
寝る前に寄付きの成行での買い注文と、買値+1円で自動的に売り注文を出しておく。
翌日9時頃、早速買約定成立のお知らせメールが通勤途中の私の携帯に届く。
いくらで買えたか、ホームページでチェックしてみると125円だった。あとは126円で売れたというメールを待つのみ。

午前中が、あっという間に終わってしまった。そういえばまだ売約定のお知らせメールが来ていないではないか。何を手間取っているのだ、まったく。
1時、昼食を終えてもまだ携帯はビクともしない。
2時、別フロアにある自動販売機へお茶を買いに行くときも携帯を握り締めて行った。
3時10分前、トイレにも携帯を持ち込んだ。しかし、お知らせメールは来なかった。
次の日も、その次の日も、お知らせメールは来なかった。
そうこうしているうち、株価は無情にも120円を切っている。

またしても、私はアホなタイミングで買ってしまったに違いないと思いながら、文句も言わずにじっと待つ。お知らせメールが来たらすぐに喜べるよう、席を外すときは携帯も必ず持参。トイレに持ち込むのだけはさすがに止めたが。

買ってからちょうど1週間後、高値が125円まで戻ってきた。終値は123円。なんとなく期待できそうだ。
贅沢は言わない。始値に126円さえつけばこっちのもの。あと下がっても、どうなってもいいから、明日だけ頑張って!と心の中で川重に声援を送る。

そして翌日。9時7分に約定お知らせメールを受信!売れたのだ、よかったー。
ちなみに、お知らせメールは約定したことだけが通知されるので、いくらで約定したかはホームページで確認しないとわからない。が、面倒だったので家に帰ってからチェックすればいいや、とそのままにしておいた。

さて、家でチェックしてびっくり。
思いがけず始値に129円がつき、私の6000株も129円で売れていたのである。
ごくたまーに、指値よりも高く売れていることがあるが、この思いがけない感じは何度やってもたまらない。
手数料を引いても利益19,800円、今年始まっての最高額、大金星!1万円台、しかもほぼ2万円という額は私にとってはものすごいことなのだ。今までの3千円とか4千円というささやかな利益と桁が違うのだから。
あまりに嬉しかったので、金星の一部をウナギにして家族に還元した。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄コード・銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
9202全日空・3000株・406円・238円

◎今週の損益
19,800円

◎余剰資金
836,781円

2003.07.28

◆CANE