第55回■■信用取引はしない

2019年7月10日

以前参加した投資セミナーで勧められた信用取引。あれからずっと気になっていて、雑誌やHPで体験談などを読んでみたところ、「信用取引は素人には危険」という注意をちらほら見つけた。

ハテ、素人と玄人の境目は一体なんなのだろう?資本金に対してどれだけ利益を上げられるかということだろうか?それとも単純に株取引歴?私の株歴は1年半くらいだが、たとえ私がこれから20年、30年と株取引を続けても「玄人になった」という実感なんて絶対沸かないような気がする。「玄人とは私のことです」という方がいらっしゃったら、ぜひ「自分を玄人だと思った瞬間」について教えてください。

結局、「自分に無いお金(もしくは株)を借りて取引をする」信用取引は、やっぱり怖いのでしないことにした。証券会社言うところの「リスク管理の手段としての信用取引」をしているつもりが、いつのまにか返せないような金額にまで膨れ上がったら本末転倒である。また、株を始めてみて自分は思っていた以上に欲深いということがわかったのだが、架空の資産を理性的にコントロールするにはまだまだ修行が足りないと感じている。

それから、証券会社の人を疑っているわけではないけれど、彼らがある商品なり取引方法なりを熱心に勧める裏には、「ぜひお客様に儲けて頂きたい」という気持ちよりも「ぜひ私たちを儲けさせていただきたい」という気持ちの方が強いような気もするのである。

ところで、先週はほぼ丸々一週間家を空けてPCから離れていたため、思うように注文できず少々不便な思いをした。

多くの証券会社が、携帯電話からの取引もOKになった今、携帯を活用して売買されている方もたくさんいると思う。しかし、携帯を持っていない私は、出先からは売買する手段がない。

というわけで、出かける前に「上がって下がる」ことを見越して、いくつかの買い注文を低めの値段で指値しておいた。が、結局一つも約定せず。売買ゼロに終わり、残高は増えもしなかったが減りもしなかったので良しとしよう(あくまでも自分をほめる!)。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
全日空・2000株・452円・320円

◎余剰資金
679,553円

◎一週間の損益
なし

2002.02.26
◆CANE