第109回■■模様眺め

2019年11月15日

2ヶ月もの長い間、川重を106円で持ち続けざるを得なかったつらい思いがまだ記憶に新しいため、この上げ相場でも買う勇気がなかなか出ない。急に上がったら、また急に下がるような気がして、しばらくじっとしていた。
しかし、こう連日「株価続伸!」「9500円台回復!!」と威勢のいいニュースを耳にしていると、「この時期ぼんやりしている私はものすごいチャンスを逃しているのかも」と焦ってくるのも事実。

そんな焦りが募ってきたある日、寝る前に川重の株価をチェックしたときはショックだった。
始値 129円
高値 135円
安値 128円
終値 133円
前日比 6円

やっぱり迷っている場合ではない。今ここで買わねばいつ買うんだ!
取り乱した私はろくに過去の値段などもチェックせぬまま、とにかく買うことに決めて布団に入った。
翌日の朝、ニュースを見るとNY市場も上がっている。「今日も絶対上がる」と確信、駅について電車を待っている間に携帯から川重を寄付の成行で6000株買い注文を出した。いつものように、買えたらすぐに+1円で売るつもりで。

しかし、電車に乗っていろいろ考えている間に、やっぱり前日の終値よりも2円低い131円で指値にしようと思い立った。もちろん131円と言う数字には何の根拠もなく、相変わらず野生のカンである。電車を降りてから、ひとまず取り消し注文を出す。
それから再度買い注文を出そうと思ったら、なんと「残高不足」のメッセージが。残高から最初の成行注文にかかる金額が差し引かれたままらしい。しばらく時間をおいてやってみてもやはり残高不足。

こういうときに限って絶対株価上がるんだよなー、やっぱりあれこれ考えずに最初に決めたことそのまま貫けばよかった・・・と悔しい思いを抱えながら1日過ごしていたのだが、ふたを開けてみるとその日の川重は、私の予想とは違う方向に動いていた。
始値 137円
高値 138円
安値 126円
終値 127円
前日比 -6円

今までの経験から、始値と高値の差が1円しかないこのパターンだと、137円で買ってすぐに138円で売り注文を出してもまず売れない。
「とりあえず今日は買わなくてOKだった」とほっとしたものの、これに味を占めて、しばらく模様眺めの日が続きそうだ。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄コード・銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
9202全日空・3000株・406円・249円

◎今週の損益
なし

◎余剰資金
816,981円

2003.07.06
◆CANE