第41回■■追加資金投入に至るまで

2019年5月2日

前回の号(株で暮らす[40]久々に利益)について、本メルマガをプロデュースしていただいているたまごやさんより「株購入資金50万円の出所は?」という鋭いご指摘をいただいた。

確かに、私は「株用資金は100万円で、追加資金は投入しない」ことを原則に昨夏の終わりから取引を始めた。しばらくはそれでよかった。

しかし、今年の頭にいきなり赤字になるわ、何とか赤字を回収しようと買ってみた株はいまだに塩漬けだわ、と不幸が続く。証券会社の口座には、売買に使える残高が10万円程度、という事態に。これでは買える銘柄が非常に限られてしまう。あれほど(?)あった資金は株券となって長い眠りについている。

なかなか目ざめない株券をそのままにしておくのも歯がゆく、ちょっと資金が追加できればそれで売買してフォローできるのに、と地団太踏んでいた私のところへ、ちょっとまとまったお金がやってきた。と書くと棚からぼたもちみたいだが、そうではない。社内預金制度が廃止になり、預けていたお金が戻ってきたのだ。この経済状態ではとても利率0.5%を維持できない、ということになり預金制度自体が白紙に。毎月雀の涙の給料から天引きしていた貯金が、大して大きくもならず返ってきた。

そういえば、私の勤務先、最近福利厚生関係がどんどん条件悪くなっている。前はスポーツ施設や文化施設に使えるクーポン券をくれていた。ボウリング場やらスキー場、ゴルフの打ちっぱなしにも使えたし、博物館やら美術館でも利用できるスグレモノだった。とは言っても、大体いつも1、2回使えばいい方で、かなり余らせまくっていたのだが。しかし、その制度もいつしか消えている。いざもらえなくなるとなると、途端に美術館やボウリングに行きたくなる。

というわけで、解約となった社内預金の適当な預け先も思い浮かばず、とうとう掟破りの追加資金投入実施。行き先を失った社内預金から50万円を口座に追加した。先日はたまたま資金追加が吉と出て、2万円弱の利益が出たが、この余剰資金もすぐ冬眠してしまうんではないかと、実のところ気が気ではない。

そして今日、注文を出しておいた日本航空が約定。しかし、なんでこうも似通った株ばかり買ってしまうのだろう。早く売り抜けねば・・・。

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
全日空・2000株・452円・320円
日本航空・1000株・280円・285円

◎余剰資金
361,440円

◎一週間の損益
なし

2001.11.11
◆CANE