第59回■■買ったら下がった

2019年7月15日

先週(3月18日~22日)は新規に2銘柄を2000株ずつ購入。

先週初めの私は、「今週こそは絶対何か買ってやる!!」と普段より意気込んでいた。その時点で、余剰資金は67万円。株価が500円や600円する銘柄を1000株買うよりも、株価200円以下のものをいくつか見繕って複数買ってみることにした。「数うちゃ当たる」という諺が頭の中を駆け巡っていたことはよく覚えている。

今思えば、そのときの私は何かにとりつかれたように、登録している銘柄から200円以下のものを選び、チャートすらろくに見もせず、直近2週間くらいの日足だけをざっと見て、テキトーに買い注文を入れた。その結果。20日(水)新日鐵を193円で2000株買う。22日(金)川 重を133円、132円でそれぞれ1000株買う。いずれも、約定をチェックしたその夜、すぐに買値+4円で売り注文を出す。

しかし、新日鐵ときたら、『米国の鉄鋼セーフガード発動を受け、日本政府はWTOに提訴。最終決着は来年以降になる見通しであり、それまでは対米鉄鋼輸出には最大30%の関税上乗せ』というニュースが影響してか、一気に180円台の前半、私の購入価額より10円近く下がってしまった。どうしてくれよう。「数千円の利益を得て気持ちよく週末を過ごす」という私の目論見は見事に外れ、含み損が発生した株を保有したまま嫌な気分で週をまたぐことになってしまった。

「脳は、負けると損失を取り戻そうとする反射的な動きをするため、ギャンブルで負けると大きな賭けに出て深みにはまることが多い」ことを証明した論文が米科学誌サイエンスに発表されたという。私のような行き当たりばったりな売買の仕方は、ギャンブルと言ってもいいのかも・・・。今回はたまたま、資金をほぼ使い果たしてナンピンできる余裕資金がなかったが、状況が許せば即座にナンピン買いして傷を広げることになっていたのかもしれない(もちろんそれが吉と出ることになったかもしれないが)。

このまま10円近くも下がっているようなら、適当なところで損切りして次の売買に資金を回したほうがいいかも、と悩むところ。「株は買うより売るときが難しい」、というのはこういうところでひしひし感じる。

さて、来週はどうなるんだろうか。売ろうとする株を持っていると、市場が開くのが待ち遠しいなぁ(負け惜しみ)!

■■口座状況■■
◎保有株
(銘柄コード・銘柄・保有株数・平均取得単価・直近の終値)
9202全日空・2000株・452円・383円
5401新日鐵・2000株・193円・184円
7012川 重・1000株・132円・132円
7012川 重・1000株・133円・132円

◎余剰資金
25,616円

◎一週間の損益
なし

2002.03.26
◆CANE