[25]最終回

2019年4月7日

2006年10月30日
わずか約半年間でしたが読んで下さり、有難うございました。5月から書き始めて、すぐに日経平均下落どころか世界同時株安の相場でした。今年になって株を始めた人は1月からライブドアショック。それも乗り越えて上昇かと思ったところが、5月からは大幅下落。いい事なしの1年になるかと思いましたが、ようやく上昇トレンド期待の状態になってきました。この場を去るのは、とても名残惜しいのですが、年末にかけて本業も忙しくなるし、ここを去ることにしました。

相場も上昇気流に乗れば、好業績の銘柄を押さえておけば失敗も少ないでしょう。昨年後半は業績が悪けれど上昇を続ける銘柄も多かったですから。先への期待からでしょう。

最近、流行のデイトレードの時代も終わりとかいう記事をよく目にします。しかし本当にデイトレードで儲けているのは、昔も今もごく一部の人でしょう。値動きが豪快な新興市場から、今は1部の大型銘柄が強くなってきています。相場にも流行があり、流行に乗って儲けるのもテクニックですが、人気だけで先の業績などを無視した株価の動きがここ1年はあったと思います。

バブル景気が終わり、ITバブルもおわり、今は新興市場のデイトレ・バブルが終わろうとしているのではと感じます。

しかし日本経済は「いざなぎ景気」を超える長い上昇景気であることには間違いはありません。地政学リスクも、いつもつきものです。今年の後半から来年は、これまで経験したこののない相場になるのではと期待しています。まぁ、相場はいつも新しいのですが、個人投資家の比率が増え、投資信託などの額はどんどん膨らんでいっている中では、過去の経験則も変えていく状況だと思っています。

この1年株式投資にノメリコミ、株で暮らすを真剣に夢見てきました。不可能ではないでしょうが、1、2年は収入が無くても生活できるくらいの資金が無いと困難だと分かりました。

またコツコツと働き、いつかは株で暮らしたいと思っています。資産が出来れば、いろんな資産運用の方法があるのでしょうけど、株にこだわるのは、半分以上趣味みたいです。実際、実績の良い投資信託に預けていたほうが、私のここ1年の運用益はより大きかったでしょう。しかし、これからも投資信託でプロに任せて運用するより、自分で株式投資をしたいと思うのは趣味に近いかもです。でも運用実績が上がった時の喜びはありますし、経験を積むことが出来ます。

またどこかで、これを読んでくれた方々にネット上で会えることもあるかと思います。25号までお付き合い頂き、誠に有難う御座いました。

小倉エビス