[04]投資スタンス

2019年4月7日

投資スタンスの違いによっても、買い時に売り時、銘柄も大きく違ってくると思います。投資スタンスは一般的に次のように分類されています。

買いから売り、売りから買い戻しまで、売買を1日で完結し、ポジションを翌日まで持ち越さない「デイトレード」

数週間から数ヶ月保有する中期投資。1年以上保有するような長期投資。この2つを「ポジショントレード」

数日から1週間くらいで売買を完結させる「スイングトレード」

大きく分けて、この3つに分類されているようです。

投資スタンスで、現在多くの記事や話題になって、人気なのがデイトレードでしょう。このスタンスをとるには、立会時間中は株価ボードから目を離さないで、常に売買できる環境が必要になります。専業投資家でなければ、ちょっと無理でしょう。

ポジショントレードは上昇相場の時だと短期売買に比べて、あまり時間と労力を費やさずとも利益が得られるスタンスだと思います。ネット証券が普及するまでは最もポピュラーな投資スタンスだったはずです。

最近はスイングトレードという言葉をよく目にします。ポジショントレードも悪くはないが、投資効率を上げて短期間でより大きな利益を上げたい。しかし本業があればデイトレードはしたくてもできない。スイングトレードなら本業があっても可能。ということで人気が出てきたのでしょう。1年前は本屋さんでもスイングトレードという言葉を使った書籍を見た記憶がありませんが、最近は多くの書籍を見かけます。

中期・長期の投資は上昇相場でなければ、資産を減らすことになります。相場全体が下降していても、個別には上昇する銘柄もあるのですが。

短期投資ならば、下降相場でも利益を出すことが期待できます。上昇相場でも下降相場でも、上がったり下がったりを繰り返しながら動いていくので、その間の値幅を取りに行けるでしょう。この相場の波を利用して取引するのが、スイングトレードです。

ワタシは、まだ投資スタンスを決めて売買をしていません。銘柄を選ぶ時には中期保有してもよさそうなものを選んで買います。しかし、値下りして買値を下回るのが怖く、1週間くらいで売ってしまう事が多いです。買った翌日に売ることも多々あります。反対に、買ってすぐに買値以下になれば、上がってくるまで1ヶ月でも2ヶ月でも保有していますが。

ほとんどの株の教則本には、損切ラインを決めて、それ以下になったら機械的に損切をする。損切でのマイナスは経費と考えよ。と、早めに損切する事を勧めています。本に書かれているように、これをしばらく実行していました。

しかし初心者がこれをやると、損切がものすごく多くなります。上昇相場の時にはあまり良い方法とは思えなくなり、あまり損切をしなくなりました。上昇相場の中なら、予想に反して下がっても、そんなに長い時間を待たなくもまた上がってきますから。

今年になってからは昨年後半のように、強い上昇相場とは言えないような状態になっています。このように不安定な状態になると、大きな損失を被らないためにも、早めに損切をする必要が出てきたのかと考えています。

小倉エビス