[12]競争激化ネット証券

2019年4月16日

ネット証券会社の取引手数料の競争も、そろそろ落ち着いて来たかと思っていましたが、またまた驚きの手数料のネット証券会社が出てきました。まだ詳しく調べていませんが、9月迄の割引期間中では、約定20万円までの注文は、なんと1回が80円!!50万円までが300円!!すごいですよね、マジで。銀行の振込み手数料以下ですよ、まったく。

その証券会社は「GMOインターネット証券」なる証券会社です。

こんなに安い手数料を実現できたのは、「売買の発注のみのサービス」だそうで、「株価の情報などは他で見て下さい」ということです。コバンザメ商法だ、と他ネット証券会社から言われているらしいですが、これだげネットが普及し、無料で簡単に情報入手できる環境があるのだから、良い発想の画期的なサービスかもしれません。

自分が利用するかと問われれば、?です。安い手数料実現のもう一つの理由が、この「GMOインターネット証券」は、なんと社員数が36人だそうです。ベンチャー企業になるのでしょう。安い手数料に、斬新なサービス。将来は少し楽しみですが、システムにセキュリティーが私個人の考えでは不安です。

使っている人が居ましたら、どんなか教えて下さい。

もう一つ最近気になるのが夜間取引。マネックス証券でもナイター取引がありますが、取引価格は当日終値です。カブドットコム証券は8月からオークション方式による夜間取引を開始するそうです。そうです日本の証券取引所が稼動していない夜間でも値動きがあるのです。

シカゴの日経平均先物(CME225)は日本時間の夜間に取引されて、その終値が翌日の東証1部と大阪の日経平均先物は、その終値にさや寄せすることが多いので、非常に面白いと思います。

サービスの拡大に、利便性の向上。良い事ばかりにみえます。しかし、ネット証券会社の競争が激化する中で、各社の顧客獲得に、利益確保のための手段であります。

サービスの拡大と利便性の向上で、株取引がますます身近になる中で、確実にリスクが増大して行っていることは間違いありません。

小倉エビス