第2回 美に王道はない

2001年2月14日

私が美容やコスメに目覚めたのは中学一年。そうですね、今から10年ほど前のことです。

当時水泳の選手だった私は、その日に限りなぜか水泳帽を忘れました。なにげなく事務室にいき、帽子を借り、なんてことなく泳ぎ、無事帰宅。「あー帽子も借りれて良かった、良かった。」なんてホットしていると事件発生!!次の日からトンデモナイ事態が発生しました。そうです、私のおでこはなんと、ブツブツだらけになっていました。

青春のシンボル「ニキビ」ちゃんの発生です。つまり、わたしは借りた帽子により、ニキビがうつってしまった。というわけ。人のニキビはうつるのか?これは正直言って、反論もあるかと思いますが、とにかくわたしはみんなより一足も、二足もはやく小学5年生という若さでニキビと共存することになったのです。

当時、「ビフナイト」なるものが世にでまわり始めたころ。わたしはそれをつけたり、ありとあらゆる方法を試しましたがニキビは一向によくなりませんでした。皮膚科にもいったところなんとつぶす皮膚科で(今思うと絶対間違ってると思う。)わたしは黄色いばんそうこうをハラレながら恥ずかしい思いをしたのであります。あだ名は「リアス式海岸」。そう、ボコボコがそう見えたらしい。明るい性格だったので友達は多かったけれどスゴクスゴク気にしていました。

結局、近くのいいお医者さんがあると聞き、いったところなにやら水薬のようなものと、通うごとの電気をあてるという治療で嘘のように綺麗になりましたが、それ以来お肌って大切なんだ!と思うようになりました。こうして、「キレイじゃなけりゃぁオンナじゃない」というわたくしのモットーがはじまったわけです。

それ以来、10年の歳月が流れました。たぶん、たぶん、叶姉妹にも劣らぬビューティーアドバイザーとして君臨したのは常に「美」を追求しつづけた結果でしょう。今までたぶんコスメ代はあわせるとそれはそれは恐ろしいことになると思います。でも、研究するってとても楽しいことなのです。

わたしは敏感肌でもあります。ひとそれぞれ敏感肌でもいろいろな肌質があります。まず覚えていてほしいのは、お手入れの方法は一通りではない、ということです。雑誌にかいてあることも、有名な女優さんのいうことも、そのひとにあった方法だからいいのです。だから本当は試行錯誤してスキンケアの方法をみつければ間違いはありません。でも、でも、なんとかしたい。と思ってるアナタ。そのお手伝いをいたしましょう。まずは洗顔方法から。

今は冬です。(←あたりまえ?)私の場合はTゾーンは油っぽく、Uゾーンはカサカサっぽく。という典型的なコンビネーション肌です。でも、今の季節の場合はかさつきがめだちます。メイクをしている場合はメイク落としをはじめにするのはいわずもがな(あたしはオイル系を使っています)ですが、問題はそのあと。

よくダブル洗顔をすすめていますが、かさついている人でものすごくあわあわにしている人いませんか?メイク落としを落とす気持ちはわかりますが、できればお肌と相談してください。わたしの場合は石鹸の量が多いと洗い終わったあとカサツキがひどくなる気がします。だからサラッとなでるように石鹸をつけたあとこれでもかっ!というくらいすすぎます。そして、油っぽいところは石鹸の量を多くして、かさつく部分はあまり石鹸を少なめに、と顔の部分によっても洗い方を変えると調子がいいはず。

わたしはお肌の調子が悪いときで外出の予定がないときはノーメークにしています。そして、カサツキがひどいときは石鹸もつかわないでぬるま湯でだけ洗います。きちんとあらえばかえって肌の調子はもとに戻ります。

特に顔のお肌は均一な肌質ではないから、部分部分にあわせた洗い方をすることでバランスのとれた肌になるんじゃないかな。たぶんね。そして、スキンケアも同様。たとえばいままですべてに化粧水と乳液をつけてべたついていた人はかさついていつ部分にだけ化粧水を多めにはたく、というように部分にあわせたケアが大切。

わたしはこれを発見してから前よりずっと肌がきれいになりました。化粧も素顔があってこそのお化粧です。お化粧をしたてのころはつい、うれしくなって化粧品ばかりかっちゃいますけど、化粧したときと素顔のギャップって感じ始めたらけっこう危険じゃないかな?

あたしは素肌っぽいお化粧。を目指しています。だからキレイなお肌は欠かせないんです。大学に入りたてのころ、調子にのって化粧をしていたら、高校の時からの知り合いに「お前,化粧しないほうがいいのに」とはっきりいわれてしまったのです。「化粧なんてしないほうがいいに決まってるだろ。ほんとは。化粧なんてしなけりゃいけないやつがするもんだ。」なんていわれちまいました。わたしの顔立ちはものすごくパーツがどでかいのです。目も、鼻もバーンって感じで、唯一口が小さい。ま、日本人っぽくないとでもいいましょうか。フランス人、という人もいるし、東南アジア系?と言う人もいるし。しょっちゅう「純日本人なの?」と聞かれます。(もちろんでんがな)だから化粧をすると「お姉さん、今日もお仕事?」ってなふうになってしまう。わたしはそれにきずかないで濃くなっちゃってたわけ。だからそれ以来素顔、ではないけど素顔っぽいメイクのほうが好感が持てるんだなぁ。と思い自覚しています。でも、「わたしって、典型的な日本人なのよね。」って人もいると思います。だからまず、スッピンになって、鏡をジィっとみてみましょう。

  1. まゆ毛が濃い。
  2. 目が大きい。
  3. 二重である。
  4. 鼻も高いようだ。
  5. 口は大きい。
  6. まつげが長い
  7. 顔が小さい
  8. 色が黒い
  9. 顔が丸い
  10. 目の球が黒くない

以上の項目にあてはまる人(目の場合は1つでも)は外国人タイプに属します。その人は今日から引き算メークを心がけましょう。当てはまらない人は足し算メークでもOK!

次回はその方法なんかについて考えてみたいと思います。

2001.02.14
◆まゆち