高速道路で移動するときに重宝する施設がサービスエリア(SA)です。SAの運営はJ-SaPa財団法人とハロースクエアが共同で行なっています。レストランなどの営業収益で運営しており、高速道路料金から捻出しているということはありません。この点は誤解されやすいようです。
世の中民営化の波が押し寄せていますが、母体のJH同様特殊法人の運営ですが、サービスの充実は近年目を見張るものがあると思います。実際に営業しているのはテナントですが、以前は利権がらみで地元の業者が入って殿様商売をしていましたが、いまはお客様へのサービス主体ということで、マックやモスなど有名なファーストフードショップ等が軒を並べています。いずれスターバックスなどもお目見えするのではないでしょうか。
SAとPAの違いですが、ちょっと大きめでサービスが充実しているのがサービスエリア。比較的小さめで休憩するための最小限のサービスを提供しているのがパーキングエリア(PA)といえると思います。
距離的なものもあるようで、大体SAは50km間隔、その間を埋めるようにPAが2箇所くらいに入り込んでいるようになっています。実際のところSAとPAのサービスの決定的な違いは無いようで、強いて言えば規模的なものでしょう。
以前は、ガススタンドやレストランはサービスエリアの特権でしたが、今ではPAにもレストランがあったり、ガススタンドがあったりします。またコインランドリーやコインシャワーなどを完備したPAもあります。
トイレも充実していて、身障者用トイレはもちろん、ベビーベッドを完備したところも多くなってきています。夏の行楽や冬のスキーなどで重宝するのがレストインといわれる宿泊施設。なんと高速道路から出ないで仮眠ができる施設です。もちろんお風呂やシャワーも完備。クルマが汚れたらコイン洗車機があるところもあります。
高速道路上のガススタンドについては一長一短です。価格は安くはないけれど、上限が決められているので、ボラれることもないです。またガソリンの品質も信用問題となるのでヘンなものを販売していることもない。ということで高速道路のスタンドは安心です。
サービスの充実はいいのですが、もう少し高速料金が安くなるといいんですけどねぇ。