平成10年4月に解禁になったセルフスタンド。つまり自分で給油するガソリンスタンドが増えてきてそろそろ市民権を得たようです。最初の頃はただ単に給油を自分でやれ、という感じで客のほうも戸惑いがありましたが、最近では入れ易さ、支払いやすさに加え、係員も常駐しているということで安心して使えるようになりました。その割に安くないのは設備投資を考えれば止むを得ないところでしょうか。
国道16号線を走ってみると、セルフスタンドがかなり増えていることを実感できます。セルフスタンドの特長は入りやすいこと。ドライブスルーのように一方通行です。皆さん順序良く並んでいたりします。コンビニやドトール珈琲など併設店もあり明るいイメージが新しい。
一方既存店はどうかというとどこもガラガラ。客が一人もいない。従業員が給油マシンの前で人待ち顔。価格はほぼ2円セルフのほうが安い設定。しかしセルフの繁盛はこの差だけではないような気がします。
既存店が悪いわけではありません。しかし、給油に立ち寄っただけなのに、ボンネットの中を点検しますとか、オイル交換はいかがですかとか、人のクルマが汚いのをみて洗車はいかがですかとか、とにかくうるさい。ほっといてくれというのが正直なところ。この点セルフは気軽であります。1000円分の給油でも嫌な顔しないし、やってみると意外と簡単だし。
セルフのスタンドといっても、微妙に色々あります。私が最初に立ち寄ったところはお金を入れ給油してその場でつり銭も出てくるし、クレジットカードもその場で使えるという優れもののスタンドでした。次の人が並んで待っているのでちょっとどきどきしましたが。
次に入ったところは、給油マシンには決済機能が無く、レジ場に行ってゲート番号を告げて支払う方法でした。ほかにもプリペイド方式などのスタンドがあるようですが、理想はその場で全て決済できる方式でしょう。
いずれにしても、慣れれば難しいことは無いし、値段も2円ほど安いので今後の主流になること間違いなさそうです。既存店はおちおちしてられませんね。
【セルフでの注意事項】
・セルフ専用機から給油する。今までの給油機は自分で入れてはいけません。
・タバコ、ライター、静電気などの火気は厳禁
・油種を確認し間違えないこと。
・給油中はその場から離れない。
・ガソリンタンクおよびガソリン専用携行缶以外の給油はしない。
・お金を払い忘れない。