青信号は進め、黄色は注意して進め、赤信号はよくよく注意して進め。というような笑い話が有りますが、これは逆説的に考えるとある意味で正しいと思えるふしがあります。
青信号で進めといっても、向こうから信号無視して突っ込んでくるクルマがいるかも知れない。実際事故とはそういう状況で起こります。事故をもらわないようにするには、青信号だって信用なりません。
先日ちょうど小学校の下校時にクルマを運転しておりました。学校のそばの道路は広くクルマがバンバン走るので歩道橋がかかっています。生徒たちは歩道橋を渡って下校します。そのとき私は思いましたね。
「歩道橋から小学生が降ってくるかもしれない」
私はそのとき上を見て走っていました。はしゃいでいる小学生を歩道橋の上で見かけたら気をつけましょう。降って来た小学生をひいてしまって、まさか上から小学生が降ってくるとは思わなかったといったところであとの祭りです。
踏み切りは信号がついていない限り一時停止をしなければなりません。おや?どうでしたっけ?信号のついている踏み切りは一時停止しなくてもよく、信号に従って通行するでしたよね?しかし、信号が青で踏み切りを渡ろうとしたら電車がきてた、なんてことないでしょうね?信用なりませんね。
私は過去2度ほど違反をしたことがあります。一つは交差点の一時停止違反。そしてもう一つは踏み切りの一時停止違反。
交差点の一時停止違反は、それ専門に取り締まっている所に運悪く遭遇してしまったのです。つまり、停止線で車のタイヤが静止していなかったと。これで切符を切られました。見通しの悪い交差点ですから当然徐行しています。こっちだって事故るのはいやですから。しかし、安全確認したかどうかなんて彼らには関係ないのですね。タイヤが止まっていない事実のみ大事なのです。
踏み切りもしかり。電車と心中したい人なんていないでしょう。しかし、いつ来るかわからない電車に遠慮して、踏切では一時停止をしなければならない。大事なのは左右を確認し、電車が来ていないかどうか、そして、踏み切りの先が渋滞していて線路の中に停車する羽目にならないかどうか、なのです。しかし都会ではどういうわけか一時停止することに意義があるんですね。
田舎の踏み切りには遮断機も無く、警報機も無いところもあります。そういうところでは皆、渡る時には電車が来るかどうか安全確認をします。自分の命にかかわることですから。
こういう風に考えると、信号っておせっかいじゃないでしょうかね?信号を守って事故をもらったら一体誰が責任とってくれるんだ?
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