どこに行っても混んでいて、しかも宅配便のトラックやタクシーの乗降、はたまた道路の工事中などがやたら多い日本の道路事情。まずまっすぐ走らせてくれません。好むと好まざるにかかわらず車線変更は必要でですね。大体、道路は左側を走るという基本原則があるのですが、それを守っていたらいつになっても目的地につかなかったりします。
女性ドライバーの方で運転していて一番いやだなと思うのは車線変更ではないでしょうか?渋滞していて完全に停車しているなら愛想を振りまいて入れてもらうことはかえって女性の場合は有利。ところが、混んでいるのに妙に流れている場合など、なかなか隣の車線に入れてもらうのはタイミングが難しかったりします。次の交差点で右に曲がりたいのになかなか入れてもらえず、しょうがなくでまっすぐ行ってしまった、なんてことありませんか?
えてして車線変更がへたなドライバーというのは遅いスピードで恐る恐る入ってくる場合が多いです。隣の車線を走っている車よりスピードが遅いのです。だから入れない。
車線変更をスムーズに行うにはまず思いきって加速する。つまり助走するわけです。スピードが合えばわずかの間隙を縫って隣の車線に滑り込むことは可能なのです。隣の車をやり過ごした直後がチャンス。前もってウインカーを出しておけば、よほど意地悪なドライバーで無い限り入れてくれるはずです。
ただし、これを相手の鼻先でやると向こうもカチンときますので、必ず一台やり過ごしてから入るのがポイント。入れてもらったら、ハザードランプをチカチカと点滅させて「どうもありがと!」サインを出せば和むでしょう。このハザードをチカチカさせるのは私はあまり好きではないのですが。でもまぁ、回りに意識させない流れに乗った運転をしていれば意外とすんなりできるのが車線変更です。
これから年度末になると予算を余らせないためあちこちで道路工事が行われます。遠くをよく見て道路工事の障害物を早くに発見し、早めに車線変更するようにしましょう。
首都高速道路の合流はかなり難しいものがあります。放射線から環状線に合流する場合は、最近では前もって双方とも一車線に細くしてから合流するようになりましたので、以前に比べると格段にスムーズです。
しかし、入り口ランプから合流する時は、助走する車線も短いし、入る方向も右側からところもあるし、左から入るところもある。流れが急な時はほんと冷や汗ものです。こういう時は、思いっきり加速してエイヤッと合流するしかないですね。後続車にブレーキを踏ませないようにするのがポイントです。でもま、運転に自信の無いドライバーは首都高速は走らない方が身の為です。私も何回か車線変更間違えて、何周もしましたし。
東名高速道路や中央高速のように3車線もある高速道路への合流は、助走車線もゆとりを持って設計されていますのでよほどのことが無い限り入れないことはありません。ただしこの場合も時速80kmくらいに加速していることが必要です。