月別アーカイブ: 2005年8月

[10]披露宴の作り方(その3)

第10回

披露宴の作り方(その3)

この夏、花火を見に行きましたか?花火がボンと音を立てて開く瞬間は感動しますね。また誰と一緒に見るかが大切ですよね。この夏の素敵な思い出と共にまもなく披露宴を迎える皆さん。今回はプロフイール紹介の映像編です。

まず会場の音響設備が必要ですが、スクリーンやマイク、スピーカー等が悪くてはどんな演出も台無しです。打ち合わせで担当者にそんな事を聞いたら嫌われてしまいますので、さりげなくこれまでの評判など調べておきましょう。

以前はお二人の思い出のアルバムから写真をスライドにしたり、ビデオに収めたものを列席者にスクリーンで見てもらい司会者のコメント入りで紹介する事が多かったようですが、最近はほとんどパソコンで編集した映像です。文字で説明入りのものが多くプロジェクターを使って映します。また、バックに流れるBGMによりイメージが全く違ってきますので、がんばってこだわりの一曲を探してくださいね。コメントなしで音楽の歌詞やイメージで、お二人らしさを出せたら素敵です。ここで、最近、いいなーーと思った方法を少しご紹介します。

映像の初めにご両親の結婚式の時の写真を取り入れて、こんなお二人から誕生したというイメージでお二人の赤ちゃんの写真へと続けるというもの。ご両親に内緒にすると当日すごく盛り上がります。

会場にお客様が揃い、まもなく新郎新婦を迎えるという時間に会場の照明が落ち、司会者のコメントと共に音楽が流れスクリーンに映像が映し出され、ラストのお二人のツーショットから会場入り口にスポットが当たり、新郎新婦の登場。これから始まる披露宴の雰囲気作りに最高です。

他にどんな時に映像を取り入れるかと言うと、

  • 披露宴の中で人前式を行い、花嫁が白無垢から色内掛けへと代える時間を借りて
  • 開宴の辞の後、媒酌人がいない場合、プロフイール紹介を兼ねて
  • お色直し退場中(これはあまりお勧めしません。それは、映像の為に会場を暗くすると、歓談もお食事もゆっくりできないからです。)
  • キャンドル・アクアサービス中、スクリーンにさりげなく映してお二人が挨拶にくるまで、お客様に見ていただく

など。

いずれにしても、披露宴に列席している皆さんにお二人の成長ぶりを見ていただき、こんな二人ですが、これからも宜しくという気持ちが伝えられたらいいですよね。

2005.08.19

[09]披露宴の作り方(その2)

第9回

披露宴の作り方(その2)

暑い日々が続きますね。私は夏生まれだからでしょうか、夏休み、海、花火、お祭り、と言う言葉を聞くと妙にわくわくします。また、食欲旺盛、夏太りまっしぐらです。、

お約束のシリーズ、今回はスピーチとプロフィール紹介ですね。心からのお祝いのスピーチは本当にいいものです。スピーチのスタイルは列席者の中から代表の方がマイクの前に進み緊張のなかでいただくものと和やかな雰囲気の中でのテーブルスピーチがあります。

プログラムのどこでスピーチを入れるかは列席者の顔ぶれによりまた順序があることもご存知ですよね。

私がこれからお勧めしたいのはテーブルスピーチです。乾杯後の和やかになってからがいいですね。但し、限りある披露宴の時間の中で、スピーチ全体で10分~15分までが限度。いろんな立場の方に少しずつお話をしていただくことにより、、お二人の経歴や人柄が列席者に伝わり、それこそ義理のように読み上げられるプロフイールの紹介なんていらないかもですね。

先日の打ち合わせでお二人からの提案で、抽選をして当たった方にスピーチをしていただくというのがありましたが、列席者の中にはマイクを向けられるのがとても苦手な方もいます。

MC山田がテーブルスピーチをお願いする場合は当日、あらかじめお知らせします。できれば、お二人とどんな関係でどんな話をしていただけそうか、調べておきます。順番と話の展開と結び方まで自分の中に出来上がり、思うようにはなりませんが、とても楽しみです。後はお客様に恥をかかせないように、フォロー役に徹します。やはり司会者の腕にかかってますね。

列席者が100人以上の場合はテーブルスピーチも早めに切り上げないとざわついてしまいますが、少人数の小さなパーティなら温かい演出になります。

次にプロフィールですが、会場や司会者が用意しているプリントの質問に答えてそれがそのままワンパターンの文章になるなんてもう古いと思います。

生年月日と生まれた場所、両親や兄弟までは必要でしょうが、学歴はどんな地方でどのように育ったかを伝える為のものだから卒業の日付けもいらないし~小学校から~中学校を経て~高等学校へ進学され(さらに~大学へ進まれ)ご卒業後~で良いのでは。

それより、人柄や交際中のエピソード、これからの豊富など、こんな二人です、どうぞ宜しくという気持ちのこもったものを作るようにお勧めします。

生まれた時の様子やご両親から聞いた子供の頃のとっておきのエピソード。名前の由来。学生時代の活躍ぶり。お二人のなれそめに関するもの。など。

お二人にとって、特徴となる部分を温かく楽しくお伝えできたら、大成功。

次回はは文章ではなく映像でお二人を紹介する方法そして、BGMなどオリジナル持込についてをご紹介しますね。

2005.08.05