[74]知的障害者(上)
知的障害者について明確で客観的な基準を定めた法令はない。知的障害者を保護する法律としては「知的障害者福祉法(旧・精神薄弱者福祉法)」があるが、そこにも定められていないのだ。
[73]差別用語(下)
植物人間が差別用語というのは驚く人が多いだろう。「かったい」とはハンセン病患者独特の結節の腫れをこう言ったことから始まっている。「業病」は過去の悪行がたたり病にかかっているなど根拠が無い偏見を助長するためだ。
[72]差別用語(中)
差別用語を使用しないためには何が差別用語なのか知る必要がある。俺がここで差別用語を紹介するのは対象となる人々を侮辱するためではない
[71]差別用語(上)
この電動車椅子に乗る男性は「カタワ」というのが差別用語だとは知らなかった。障害者である彼が障害者を暗喩する言葉を平気で使うのは皮肉だが、本人が気にしないのであれば何とも言いようがないのが実情だ。
[70]障害受容しない人々
世間から「立派な人だ」と賞賛されても、福祉関係者は本当は脆くて弱い人々だ。障害者を受容するどころか、自分たちの人間的な欠陥も直視できていないのだから絶望的だ。彼らは自分たちの弱さを隠すために福祉業界の門を叩く。