今はフランスで日本人観光客にこちらの観光プロモーションを仕事にしているけれど、その先にある私の憧れの職業は外国人向けの日本観光ガイド。日本も最近は「ようこそジャパン」というキャンペーンもして観光国ニッポンを頑張って紹介している。とてもたのもしい。
東京でオフの日に「はとバス」の英語ツアーに参加してみた。私の憧れる職業に就くガイドはどんな仕事振りなんだろうと興味津々だったから。もちろんその期待は全く裏切られる事無くプロの仕事を見せてもらった。ガイドという仕事は語学達者だけでは勤まらない、それ以上に必要なのは異国の地を訪れる旅人にどれだけ快適でわかり易い情報を提供するかというもてなしの心が重要。それは日本でもフランスの観光でも一緒。
最近は英語のお勉強なのか、ガイドさんをからかいに来ているのか、私のような日本人参加者も多い。この日もいた。お勉強ならしっかりとガイドさんの説明を聞けば良いのに、キャッキャと日本語でうるさい。ガイドする場所は公共の場が多く一般の観光客もいるからガイドさんといえども大声を張り上げて説明する訳には行きません。外国人観光客は一生懸命に耳を澄ましてガイドさんの説明を聞こうとする横で、いちいちその説明にはしゃぐ日本人。何故かしら女性客にこの傾向が多い。
でもこれは日本だけでなくフランスでもそう。時々パリで現地発ツアーに参加して勉強してみる。私はガイドではないけれど、船の上でお客様とお喋りする時間が長いからガイドの卵のような仕事もあります。旅行だからはしゃぎたいのは分かる、しかし、団体で行動するときこそ周囲への配慮も必要。「旅の恥は掻き捨て」という気持ちで観光されるといい迷惑。ご当人たちは「掻き捨て」して「バイバイ、フランス!」なのでしょうけれど、残って生活している私たちは「日本人は。。。。。。」とヘンなレッテルを貼られて困る。
フランス人も含み、多くの外国人が私たち日本に折角、神秘的なそして礼儀正しいイメージを抱いてくれているのに、お子ちゃまのようなはしゃぎぶりはちと見苦しい。お静かにお願します!
ようこそジャパンキャンペーン
http://www.vjc.jp/
はとバス英語ツアー
http://www.hatobus.co.jp/eigo/index
パリからの現地発ツアー
http://www.jalpak.fr/jp/mybus_detail.php?ID=1
夢路とみこ