その昔ディジョンには6つの門があったと言われます。そして大公宮殿前にあるリベラシオン（開放）広場にはルイ14世紀が騎乗した銅像があったそう。でもそれらはフランス革命やその後の戦争によって破壊され唯一残ったのが観光局付近にあるギョーム門のみらしい。
そのギョーム門がディジョンの表玄関とするならば、そのすぐ傍にあるダルシー公園は玄関先の庭という所でしょうか。さすがブルゴーニュの首都ディジョンの表玄関というだけあって立派なもの。駅前のロータリーを玄関とは思わないで下さい。大豪邸というものはいつも奥まで入らないと玄関は見えないものです。
この公園の魅力はまず入り口から見える美しい泉です。写真を撮るなら是非ここを背景にして。ニームにあるフォンテーヌ庭園のミニ版のようなもの。また入り口傍にある北極熊の象がほんわかしてかわゆいのですが、これはソーリュー（先日亡くなられたミッシュラン３つ星シェフ、ロワゾーさんの店がある村）出身のポンポンの作品。作者の名前もほんわかしていますが、ポンポンって誰って感じですか。ポンポンの作品はパリ、オルセーにもありこれも入り口付近。ライオン像です。彼は獣医大学の解剖室でデッサンを執り動物の特徴を学んだそうです。
その先と両脇には大木が並び夏はとても涼しい木陰を作ります。ここは盆地だから夏はとても暑く日差しもかなり強烈。そしてかなり乾燥しているので木陰と日が当たっている所の温度差が激しくうっかりすると脱水状態、日射病になりやすいので要注意。夏にディジョンを訪れるのなら午後の２－７時頃までは外出せず室内観光をお勧め。どうしても外出したいのであればやはりダルシー公園のような木陰の多い所で休憩することが安全対策かな。芝生もあるし、デイジョネーに混じって私も時々高いびきをかいています。
私のアパルトマンはとても狭いので、こんな広い場所で大の字になって昼寝をするのが夏の楽しみのひとつです。また近くにはパン屋やけケバブサンドイッチ屋さんがあるのでランチするのにも最適です。そして肝心なトイレ、これは公園を出てすぐ隣にある観光局の裏にあります。小銭がないときは観光局へ行きトイレに行きたいので小銭を崩して下さいとお願いしよう。
サンドイッチが美味しいパン屋とボリュームあるケバブ屋はお隣同士で1PLACE
DARCY公園オープン時間：午前7時30分から午後5時30分まで
夢路とみこ