[132]二つの河岸祭り

終戦60周年を迎えフランスとドイツの関係が益々溶解して来つつあるようです。50周年の際にコール首相はDデー(仏ではJデー)式典の招待を拒否したようですが、シュローダー首相は来て名演説もして行った。その勢いなのか民間レベルでも仏独友好行事が増加しつつあるのは結構なこと。
この春より10月10日まで二国の国境となるライン川を挟んでストラスブールとドイツのケール側と二つの河岸で花や木々を用いて壮大なスケールのテーマパーク開催中。吊橋を渡ればすぐドイツ。ドイツは森の国と言われるだけあって展示場など到る所に木がたっぷりと使われています。木目が目に優しく、木こりの国って感じ。ドイツ人って木こりのようにごついし。。。。フランスはラテン、芸術の国らしく花壇や庭園に本領発揮というところ。
敷地内にはそれぞれの郷土料理を楽しめる店があり、ビールもドイツとアルザスと橋を経て味比べに行ってみては。またそれぞれの河岸にはバトームーシュがありミニ遊覧を楽しみながら対岸に行くことも可能です。ピクニックをしたいひとのためにベンチも芝生も充分。お弁当は持参、ワインやビールは場内でというのも良いかも知れない。子供も大人も、団体でも一人でも楽しめる、機能的ながらもデザイン性の高いヨーロッパの景観設計を学べる学習パークでもありました。
このパークは朝から夜までやっていて1日から3日券まであります。コンサートもあり、フランス側には庭園デザイナーによるユニークな発想の庭園がおもしろい。


本テーマパーク関連サイト:
http://www.festivaldesdeuxrives.com
場所はストラスブールよりトラムとバスに乗り旧国境付近まで。市街よりトラムCに乗りObservatoireで下車。正面の交差点を渡り DNA/Point Pressというタバコ屋の付近にあるバス停よりバスに乗る。注:トラムの切符は各停留所に機械があり1回券、1日券、回数券あり。この祭りに行くなら1 日券がお徳、これでバスにも乗れます。切符を買ったらコンポステ(穴あけ器)でパンチするのを忘れずに。
バスは2番Pont du Rhinで終点まで。下りたら看板にそって会場まで歩いて5分ほど。トラム乗車の際に買った切符はバスに乗車する時運転手に見せます。
しつこいようですが、アルザス人の友人に言わせるとストラスブールで最高のタルト・フランベはこの国境近くにある店らしいです。ご参考までに。
A L’ancienne Douanne 6 rue de la Douanne tel :03.88.15.78.78
庭園大好き、ここだけで3日費やしたいという人には会場付近にアコーグループのホテルがあります。ランクも星なしから3つ星まで
アコーホテルチェーンサイト:
http://www.accorhotels.com
夢路とみこ