旅行先で地元住民、ジモティ体験をするならばやっぱり辞書片手に自分でお買い物をすること。この町の人がどんな物を買い、どんな物を飲み、どんな物を食べているのかを市場やスーパーで体験してみること。訪れた町にぐっと近親感が持てるようになります。日本では見かけない食材、日本ではもう流行おくれになっているような装飾品など驚きと爆笑の時間が持てます。
滞在期間が短い観光旅行でそれをするならばやはり宿泊先はキッチン付きのホテルにすべきかな。私も時々この手のホテルを利用しますが便利。私のような大食漢で大酒飲みは旅費の7割近くを食費が占める。だから滞在中にレストランなんかにばんばん行くとすぐ破産。なんせ行った先でその地のワインと名物食材を食べてみたいのが私。観光潰してもこれだけは必ずやって来る。
またレストランの場合、午後8時からじゃないと開いてない、一人で行くとあまり歓迎されない、予算やお腹の具合を考えてメイン一皿にグラスワイン1杯なんて注文だとちょっと嫌がられる所も少なくない。だから私は上記のようなホテルに宿泊し、市場やお惣菜屋で買った土地のものと土地のワイン、赤、白そしてそこのご名産チーズと時間をかけてゆっくりと味わう事を楽しみます。
パリなど大都市になるとこのキッチン付きホテルは簡易なものから優雅なアパルトマンまで色々あり、また市場も毎日どこかでやっているから本当に「ちょっとジモティ」が簡単に出来ます。そして最近わが町ディジョンにもこのキッチン付きホテルが新しく出来ました。場所はギャルリーラファエットがすぐ傍の中心街。大公宮殿を始めとする観光名所はだいたい徒歩で行けるという便利さ。毎週火、水、金、土にたつ朝市もすぐ傍だから美食を堪能するには最高の宿泊先かしら。
このホテル、シティロフトのある通りは私も良く行くオヤジカフェがあり、いつもワインを買う店、カーブ・ド・バッキュスもすぐ傍。チーズは市場近くのポーショレが最高。亡きベルナール・ロワゾーさんの3つ星レストランにも卸してるだけあっていつも保存状態が完璧。
ホテルの前から16番バスに乗ると20分位でトワゾンドールという全国チェーン大型店が幾つも入った近代的な巨大ションピングモール街に出ます。ディジョン市街の昔ながらの商店界隈と郊外にあるこの近代的でアメリカ的な商店街とのコントラストは大変興味深いです。
シテイロフト: http://www.cityloft.fr/
日本語予約代行は: FreemanFrance@Free.fr
ペコンともこさんまで
夢路とみこ