[100]アフィリエイト税務調査
先日税務署から私のところへ電話がかかってきました。内容は「アフィリエイト収入が個人所得として申告されていない」というようなもの。それはそのとおりで、アフィリエイト収入は個人ではなく私の主催する法人の収入として計上しているのです。私はそこから給与をもらっています。
おそらく税務署の職員は私のサイトを見て個人収入と思ったのでしょう。この週刊節税美人はGoogleで「節税」キーワードでトップに表示されます。税務署もインターネットを検索して所得を得ていそうなアフィリエイターを探していると聞きます。監視されて当たり前でしょうか。
また、個人の銀行口座も調べられた形跡があります。アフィリエイトは1999年からはじめており、その頃はまだ個人として行なっていましたから、当然銀行口座も個人のものを使用しておりました。最近までそのままにしていたのですが、その個人口座に色々なアフィリエイト収入が振り込まれるのを調査結果として見つけたのだと思います。
法人が口座として代表者の個人口座を使っていることはよくあることですが、これは公私混同、口座混同として良い事ではありません。これが誤解を招いたと思いますので、今ではネットバンクに法人口座を作りアフィリエイト収入はすべてここに振り込まれるようにしました。
大きな会社では、振込先が個人の場合と法人の場合は明確に区別します。法人取引なのに振込先が個人口座だと拒否されることもあります。これは振り込む側にとっても面倒なことになる証でもあるわけです。
振り込む報酬が原稿料等の場合、法人の場合は徴収はされませんが、個人の場合は支払う側に源泉徴収義務があるからです。
ちなみに口座混同は違法かというとそんなことはありません。報酬が個人口座に振り込まれようが、法人口座に振り込まれようが、最終的に収入として計上すれば問題はないはずです。
しかし、法令順守が叫ばれる昨今、法人の収入がなぜ個人の口座に振り込まれるのか、と聞かれたら説明責任がありますので、余計な詮索を避けるためにも口座混同は避けたほうがいいでしょう。
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