[114]社会保険なのに国民健康保険税の請求が来た
社会保険に加入しているのに、ある日突然、国民健康保険税の納付書が届くことがあります。その宛名を見ると確かに自分になっている…??
しかし、書面をよく見てみると納得。
【国民健康保険税は世帯主に課税されます】
つまり、納付書のあて先の人物は、会社の社会保険に加入しているけれど、世帯主であるため同じ世帯の人が国民健康保険の被保険者となった場合にこのようなことが起こります。
国民健康保険は市区町村あるいは健康保険組合が運営しているため、それぞれで微妙に状況は異なりますが、大まかに以下のような要素で計算されます
(1)所得割…加入者の所得に応じて計算
(2)資産割…加入者の資産に応じて計算
(3)均等割…世帯の加入者数に応じて計算
(4)平等割…一世帯につきいくらと計算
世帯の所得が低ければ、軽減措置もあることから保険税は安くなり、世帯の所得が高くなれば、当然保険税も高くなります。
上記の場合は、今までは、世帯に国民健康保険に加入している人が居なかったため、保険税の納付書は来ませんでした。
しかし、何らかの理由で、世帯の誰かが国民保険に加入した場合に、世帯主に納付書が届くことになります。
世帯の所得に課税されるということは、たとえば今まで一人暮らしだった母親を子供世帯が引き取って同じ世帯になった場合は、母親一人のときの世帯の所得と、同居後の所得と大きく変わるため、母親としての健康保険税も大きく増額されることとなります。
国民健康保険税は決して安くないので、世帯主を移動すると、思わぬ出費になりますので気をつけましょう。
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